カラスの勝手でしょ? 〜世界は、思ってるほど自分に向かって話してない〜


朝から元気よく鳴くカラス。

「カァー、カァー」

夕方になっても、電柱で、木の枝で、ゴミステーションの側で(笑)、

「カァー、カァー」

あいつらホント、朝から晩まで元気。

そんなことを思いながら、ふと思ったいつもの問い。

「カラスって、なんで鳴くんやろ?」(笑)


☆調べてみたら、ちゃんと理由があった

「カ〜ラ〜ス〜 なぜ鳴くの? カラスの勝手でしょ〜?」

って歌、昔あったよね?(笑)

いやまぁ、そりゃ勝手なんやけど、調べてみると、カラスが鳴く理由っていくつかあるらしい。

仲間との連絡。

危険を知らせる警戒。

縄張りの主張。

呼びかけ。

興奮や緊張など、その時の状態を表す声・・・。

もちろん、人間がカラス語を解読したわけちゃうやろけど(笑)。

「ホンマか?」「何を根拠に?」って気はする。

ただ、カラスは意味もなく鳴いてるわけじゃなくて、ちゃんと理由や目的があって鳴いてるのはたしか。

「やかましい鳥」っていうイメージだけ先行しがちやけど、本人(本鳥?)たちは、至って真剣らしい(笑)。


☆つまり、カラスは会話していた

まぁでも、考えてみれば、人間も同じよね。

電話する。

LINE送る。

「いついつ空いてる?」

「大丈夫やろ」

「あそこの飯、うまかったで」

「めっちゃブルー」

「ごっつ怖いやん」

会話そのものが目的じゃなく、何かを伝えるために話してる。

カラスもたぶん、

「おっ、エサやん!」

「人間おるから気〜つけや」

「ここは俺の場所じゃい!」

そんなことを仲間同士で伝え合ってるんやろう。

鳴くことは、人間にとってもカラスにとっても日常。


☆人間も、よう鳴いてる(笑)

まぁでもそう、さっきも言った、人間もよう鳴いとる(笑)。

朝からニュース(だいたいブルーな)。

会社で雑談。

オンライン通話。

SNS。

飲み会。

家に帰れば家族との会話。

一日中、なにかしら鳴いとる、・・・じゃなくてしゃべっとる。

文字で鳴く人もおれば、動画で鳴く人もおる。

人間だって、十分やかましい。

なんのために鳴いとんかよくわからんけど、よく鳴く生き物(笑)。


☆違うのは、意味が増えすぎたこと

大きな違いがあるとすれば、カラスは、生活や仲間との関係に必要やから鳴く。

でも人間は、それ以上のものを言葉に乗せて鳴く。

本音。

建前。

空気。

世間体。

営業。

マウント。

承認欲求。

告白(笑)。

同じ一言でも、

「え?どういう意味?」

って考え始める。

で、その意味を勝手に膨らませる。

ここから、人間はカラスより少し、ややこしくなる(笑)。


☆カラスは、誰に向かって鳴いているのか?

例えば、朝。

カラスが電柱で鳴いてる。

「朝からうっさいなぁ!」

って思う。

でもよく考えたら、カラスは別に、俺らに話しかけてるわけじゃない。

「おぇ、起きろや!」

って言ってるわけでもないし、

「今日はゴミの日やぞ!」

とか教えてくれてるわけでもない(笑)。

ただ仲間に向かって、

「エサがあるで〜!」

とか、

「気〜つけろや〜」

とか、

「こっち来いよ」

とかって、自分たちの会話をしてるだけ。

で、俺らは、たまたまそれを聞いて、その鳴き声に「やかましい」「うっとおしい」「不愉快」とかって意味をつけてるだけ(笑)。


☆人間も案外そうかもしれない

これってまんま、人間にも当てはまるやんね。

誰かのSNS。

上司の一言。

店員さんの表情。

LINEの既読。

「え?俺、なんかした?」

と思ってまうことがある(笑)。

でも実際には、相手はまったく別のこと考えてるだけやったりする。

疲れてるだけやったり、たまたま機嫌が悪かっただけやったり。

つまり、

“世界って、思っているほど自分に向かって話してない”(笑)。

そんなふうに無理やり考えてみると、

「カラスはなぜ鳴くの?」

って問うこと自体はいい。

ただ、その鳴き声にまで、

「俺らにとってどんな意味がある?」

とか考え始めるのは、人間特有の癖かもしれんって思うよね(笑)。


☆だから、人間は疲れる

少なくとも人間から見る限り、カラスは必要なだけ鳴いたら、どっかへ飛んでいく。

でも人間は?

家に帰ってからもウジウジ考える。

「あの一言、なんなん?」

「怒らせた?」

「あの投稿、もしかして俺向け?」

そんな問答を、頭の中で何度も何度も再生する。

口では黙ってても、頭の中はずっとしゃべってる。

これじゃ疲れる(笑)。


☆たまには、鳴かない時間も必要

だから、カラスの話をきっかけに、たまには静かな時間を過ごしてみるのもいいかも。

「カラスはなぜ鳴く?」とか考えずに、自然の中を散歩してみる。

ドライブしてみる。

神社に行ってみる。

はたまた、運動して汗を流す。

活字を読む。

銭湯に行く(笑)。

そういう時間は、自分の頭の中の鳴き声を、静かにしてくれる。

鳴くことにいちいち意味を持たせる日常と、少しだけ距離を置くことができる。


☆カラスは、今日もちゃんとカラスだった

というわけで、今日もどこかでカラスが鳴いている。

たぶん仲間に向かって。

たぶん今日を生きるために。

そしてその鳴き声は、俺らには一ミリの関係もない(笑)。

でも、それでいい。

人間の鳴き声も、案外そんなもの。

世界の鳴き声は、思ってるほど自分に向けられているわけじゃない。

今回のカラスの話は、このことに気づくいいきっかけ。

だから、必要以上に気にすることなし。

カラスの鳴き声を聞きながら、かなり無理くりそんなことまで考えた酷暑の夏(笑)。

まぁそれでも、朝の5時。

さすがにもう少し、小さい声で鳴いてほしいとは思うけど(笑)☆


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