客は来ないのに、店主は来る 〜何屋をやっても潰れる“魔性のテナント”には何がある?〜


こないだ、

「コンビニって交差点に多いよね?」

っていう、どうでもいい疑問から、立地と成功について考えた(笑)。

で、その流れでもう一つ。

昔から気になってたことがあるんで書いとく。

街を走ってると、たまにあるやん?

何を入っても潰れる場所(笑)。

ラーメン屋ができた。

潰れた。

次に居酒屋ができた。

潰れた。

唐揚げ屋ができた。

潰れた・・・。

しばらく空き店舗。

で、ある日通りかかると、

「おっ、またなんか入っとる」

「あそこ、しょっちゅう入れ替わるな」

みたいな?(笑)

これ、路面店だけじゃないよね。

ショッピングモールとか、ビルのテナントにもある。

他の店はずっと営業してるのに、

なぜかそこだけコロコロ店が変わる(笑)。

「ここ前、何やったっけ?」

「あぁ、カフェ?」

「いや、その前は服屋?」

「その前はなんやった?」

って、もう誰も覚えてない(笑)。

一店舗くらいならまぁ分かる。

商売やから。

上手くいかんこともあるやろう。

でも、

一軒潰れる。

二軒潰れる。

三軒目も、四軒目も・・・。

いや、

そろそろ物件側も事情聴取したほうがよくね?

これ、絶対なんかあるやろ(笑)。

まず不思議なのが、

「そんなに潰れる場所なのに、なんで次の人が入るん?」

ってこと(笑)。

誰が見ても最悪の立地なら、そもそも新しい店なんか入らんはず。

人通り少なめ。

微妙に見えにくい。

車で入れない。

家賃が激高。

周囲になんもない・・・。

そんな場所なら、

「よっしゃ! ここで店やろう!」

とは、なかなかならん(笑)。

でも、何度も店が入れ替わる場所って、

出店したくなる“何か”がある

んやと思うのよね。

駅から近い。

大通り沿い。

人通りがある。

目立つ。

駐車場がある。

家賃が意外と安い。

前の店の設備が残ってる。

ていうか、やろうとしてる商売に需要がある。

側から見れば、

「悪くないやん」

って思える。

だからこそ、次々に新しい経営者が現れる。

でも、いざ営業してみると・・・、

なぜか客が来ない(笑)。

ここが、まっつんスタイル的な不思議ポイント。

もしかしたら、

「人通りが多い」

ように見えて、実はみんな駅に向かって急いでるだけ?

「大通り沿い」

ではあるけど、車が速すぎて入りにくい?

「店は目立つ」

でも右折では入りにくい?

「駐車場はある」

でも絶妙に停めにくい?

「駅から近い」

でも、人の流れからほんの少し外れてる?

「昼間は人がいる」

でも、その業態が稼ぎたい夜になると人が消える?

「家賃」

“この場所にしては”安い。

でも、実際の売上から考えたら高い?・・・

一個一個は致命傷じゃない。

でも、

「なんか微妙」が“微妙に”積み重なってる(笑)。

これ、商売する側から見るのと、客側から見るので、景色が違うんやろね。

経営者から見る。

「駅近!」

「大通り沿い!」

「居抜き!」

「この家賃!」

「いける!」

客から見る。

「入りにくい」

「ちょっと遠い」

「まぁ、別の店でええか・・・」

つまり、

出店者には魅力的なのに、客にはそこまで魅力的じゃない。

この“ズレ”。

だから、次々と経営者はやってくる。

でも、客は来ない。

なんというか、“魔性の物件”?

客は来ないのに、店主は来る(笑)。

これ、何度も潰れるテナントの正体の一つかもしれんと思うんやけど、どうやろ?(笑)

さらに考察(?)を深めると、

飲食店なんかの場合、

「居抜き」

ってのも大きそう。

前のラーメン屋が潰れた。

でも、

厨房がある。

カウンターがある。

水回りもある。

排気設備もある。

テーブルも使える。

ゼロから店を作るより、圧倒的に安く始められる。

すると次の人が、

「これなら俺でもいけんちゃう?」

って思う。

しかも、前の店が潰れた理由について、

前の店は味が悪かった?

接客が悪かった?

資金繰りが下手やった?

「ふん、俺ならもっと上手くやれる!」

そう考える。

まぁ、実際そうかもしれん。

前の店主の問題やった可能性も、普通にある。

でも・・・、でもよ。

「そもそも、なんでこんな綺麗に設備が残った物件が空いてるん?」

って話(笑)。

それは、

どんな事情にせよ、

前の人がここで商売して、

撤退したから(笑)。

これ、人間心理としてもおもしろい。

「前の人が失敗した」

っていう同じ事実を見ても、

ある人は、

「この場所、危ないんちゃう?」

って考える。

でも別の人は、

「ラッキーやん! チャンスやん!」

って考える。

前任者の失敗を、

“警告”と見るか、“自分ならできる”と見るか。

もちろん、後者の精神がなかったら、新しい商売なんか生まれへんからね。

「過去に失敗した人がおるなら、俺も絶対失敗する」

なんて言ってたら、何もできん。

だから、

「俺ならいける!」

は必要。

でも、この、

“俺ならいける”

って、勇気と過信の境目が、ものごっつ曖昧(笑)。

ところが、よ。

ここでまた話がややこしくなる。

じゃあ、

「立地が悪いところでは商売するな」

なのか?

っていうと、

そうでもない(笑)。

世の中には、

「なんでこんなところに店作ったん?」

って場所で、めちゃくちゃ繁盛してる店もあるからね。

山の中にある蕎麦屋。

住宅街の奥にあるカフェ。

駅からそこそこ歩くラーメン屋。

細い路地の名店。

車じゃないと行けないレストラン。

「立地悪すぎやろ(笑)」

って場所なのに、

休日になると行列。

駐車場がいっぱい。

予約も取れない。

わざわざ遠くから人が来る。

・・・。

あれ?

立地関係ないん?(笑)

こういうの、けっこうあるある。

あ、いや、もちろん関係あるんやろう。

でもここで、

「場所が客を連れてくる店」

と、

「店が客を場所まで連れてくる店」

があるんやと考えてみる。

駅前だから入る。

通勤途中だから寄る。

買い物のついでに食べる。

これは、

“場所の力”が客を連れてくるって要素が強い。

一方、

「あのラーメンを食べたい」

「あの景色のカフェへ行きたい」

「あの店でしか買えない」

「あの人の料理を食べたい」

ってなったら?

場所なんて関係ない。

いや、関係なくはないけど(笑)、

「立地の弱さ」より、“そこへ行く理由”の強さが上回る。

これが、マーケティングなんかでもよく言われる、

「わざわざ行きたくなる」

ってやつなんやろうね。

近いから行くんじゃない。

便利だからでもない。

“そこへ行きたい”から行く。

むしろ山奥であること自体が、

「わざわざ行く体験」

になってる場合すらある。

不便が、欠点じゃなくなる。

「こんなところに名店が!」

って、それ自体がブランドになる。

前に記事にもした、『日本一たい焼き』とかね。

うん、おもしろい(笑)。

でも、当然、

「ほな立地なんて無視して、山奥に店出したらええやん!」

とはならん。

こんなん言うまでも無い(笑)。

普通のラーメン屋が、

「味に自信あり!」

って山奥に店を作っても、

誰にも知られず、静かに閉店する可能性高め(笑)。

立地の弱さを突破するには、

それだけ強い、

商品。

ブランド。

口コミ。

発信。

体験。

物語。

評判。

何かしらの、

“わざわざ行く理由”

が必要になる。

つまり、

「立地が悪くても繁盛してる店」

は、

立地っていう変数を無効化したんじゃない。

“別の変数が、それを上回ってる”。

そう考えた方が、実態に近いんじゃないかね。

じゃあ結局、

商売は立地なん?

中身なん?

マーケティングなん?

・・・うん、知らん。

全部ちゃう?(笑)

立地。

商品。

価格。

客層。

競合。

家賃。

接客。

ブランド。

口コミ。

SNS。

駐車場。

客単価。

回転率。

固定客。

あるいは流行。

偶然。

運。

そこにプラスして、

「そこまで行く理由」。

いろんな変数が絡み合って、

最終的に、

「この店は続く」

「この店は潰れる」

っていう結果が立ち表れる。

だから、

「立地が悪かったから潰れた」

だけでもないし、

「美味ければ場所なんて関係ない」

でもない。

世の中、そんなに単純じゃない。

『まっつんスタイル』のお約束的オチ(笑)。

ただ、

ここで最初の話に戻る。

いろんな変数がある。

一個の原因で説明できない。

それはそう。

でも、

同じ場所で、何度も何度も同じ結果が起きてる

ってなると?

話はちょっと変わってくるんかなと。

一軒潰れた。

店主が悪かった?

二軒潰れた。

たまたま?

三軒。

四軒。

五軒・・・。

いや、

やっぱ一回、物件側も取り調べたほうがいい(笑)。

だって、店は変わってる。

経営者も変わった。

商品も変わった。

店名も、スタッフも変わった。

なのに、

同じように潰れる。

ならば?

“ずっと変わってないもの”

を疑ってみる。

場所?

人の流れ?

家賃?

駐車場?

周辺環境?

建物そのもの?

そういう「共通の変数」に、何かあるんちゃうかと。

これって、かなり合理的な見方やと思う。

そう、

「繰り返す」って、“構造”を疑うサイン

になりうるんやろね。

一回だけなら、偶然やったんかもしれん。

でも、似たようなことが何度も起こる。

てことは、

「今回たまたま」

だけじゃなくて、

「何か、同じ結果を生み出す構造が残ってない?」

って考える。

これ、

商売だけの話じゃない気もするよね。

例えば仕事。

会社を変えた。

また人間関係で揉めた。

転職した。

また似たような人と揉めた。

もう一回転職した。

また・・・。

もちろん、

たまたま変な上司が続いただけって可能性は否定できん(笑)。

でも毎回なら、

「ひょっとして俺側にも、なんか共通する変数があるんか?」

って考えてみる価値はある(笑)。

恋愛でもそう。

彼氏が変わった。

また同じ理由で別れた。

次の彼氏。

また同じ。

次も。

次も・・・。

「男運悪すぎ!」

そうなのかもしれん。

ホンマにそうかもしれん。

でも、

選ぶ相手の傾向。

距離の取り方。

コミュニケーション。

依存。

期待。

その男運を誰が作ってるのか。

自分自身にも、

毎回持ち込んでる“何か”があるのかもしれんって考えてみる価値はある。

どんな場合でも、

「全部あんたが悪い!」

なんて雑な話はないからね。

ただ、

「登場人物を全部入れ替えても同じ物語になるなら、変わってない脚本の方に原因を探してみる」

これはけっこう大事なことなんちゃうかなと。

でこれ、逆もある。

これまたおもしろい(笑)。

どこへ行っても、

「自分がダメなんや・・・」

って思ってた人が、

環境を変えた途端、めちゃくちゃ上手くいく。

そんなパターン。

会社を変えた。

急に評価される。

住む場所を変えた。

なんか元気になった。

付き合う人を変えた。

自分らしくいられるようになった。

やとしたら、

その人自身がダメだったんじゃなくて、

“その人と、その場所の組み合わせ”

が悪かっただけっていうことかもしれん。

人間にもきっと、

「立地との相性」

みたいなものがあるんやと思う。

同じ場所で何度も失敗するなら、

場所を疑う。

場所を変えても何度も同じ失敗をするなら、

自分を疑う。

でも、

どっちか一方を犯人と決めつけない。

自分。

相手。

環境。

タイミング。

仕組み。

いろんな変数を見る。

その中で、

「何が変わって、何が変わってない?」

って考える。

前の記事では、

「世の中には法則がある。でも例外もある」

みたいなことを書いた。

今回考えてみると、

その“例外”にも、ちゃんと理由があるのかもしれんよね。

立地が悪いのに繁盛する。

「なんで?」

「店そのものが目的地になってる」

何をやっても潰れる。

「なんで?」

「共通して残ってる構造があるんかもしれん」

そう、

「例外やから分からん」

で終わらせず、

「何が違う?」

を見る。

逆に、

「また同じ結果やん」

ってなったら、

「何がずっと同じなんやろ?」

を見る。

この二つ。

人生においても、けっこう使える気がする。

で、今回は、

ちょっとZENっぽくなる(笑)。

人間って、原因を一個に決めたがる。

「あの店は立地が悪かった」

「あの経営者が無能だった」

「あいつが悪かった」

「こいつが悪かった」

一個に決めると、分かった気になる。

スッキリする。

でも実際は、

そんなに簡単じゃない。

だから、

すぐ決めない。

ちょっと観る。

「何が起きてる?」

「何が繰り返されてる?」

「何が変わった?」

「何が変わってない?」

を問う。

そして、

「自分がまだ気づいてない変数はない?」

までを問う。

やっぱこれも、人生そのもの。

成功法則を知る。

失敗から学ぶ。

構造を見る。

でも、

「こうすれば絶対!」

とまでは思わない。

なぜなら、世の中には、

山奥で大繁盛する蕎麦屋があるから(笑)。

逆に、

「俺は特別やから、法則とか関係ない!」

とも思わない。

なぜなら世の中には、

五店舗連続で潰れてるテナントもあるから(笑)。

法則は見る。

反復も見る。

でも、例外もおもろがる(笑)。

そのくらいでいい。

そんくらいでいいと思うのが、まっつんスタイル。

しばらくして、

例の、

「何が入っても潰れるテナント」

の前を通る。

ずっと閉まってたシャッターが開いとる。

内装工事。

新しい看板。

出入りするスタッフ?

「おっ! 今度は?」

台湾料理?(笑)

いやぁ・・・。

そこ、

前のラーメン屋も、

その前の居酒屋も、

その前の・・・。

って、一瞬思う(笑)。

でも、

もしかしたら今回は、上手くいくかもしれん。

めちゃくちゃ美味いかもしれない。

店主がすごい人かもしれない。

口コミで人気になるかもしれない。

SNSでバズるかもしれない。

近所に新しいマンションができて、客層自体が変わってるかもしれない。

今までにはなかった、

“新しい変数”

が入ったかもしれない。

だったら当然、結果も変わるはず。

世の中には、

何度やっても同じ結果になる“構造”がある。

でも、

その構造をひっくり返す“何か”もある。

だから、

「ここは呪われとる・・・」

で終わらせるのはもったいない。

もっとおもろがれる(笑)。

構造を見る。

変数を見る。

例外を見る。

そして、

「今回はどうなるんやろ?」

って眺める。

世の中、ホンマに摩訶不思議(笑)。

というわけで。

がんばれ、台湾料理店!(?)

今度こそ、

その魔性のテナントを成仏させてくれ(笑)☆


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