「嫁ブロック」って、本当に嫁だけの問題なん? 〜挑戦する夫、不安になる妻、そして積み重なる信用の話〜


「嫁ブロック」

なる言葉があるらしい。

いや、なんとも身も蓋もない言葉(笑)。

例えば・・・、

夫、

「資格取ろうと思うねん」

妻、

「は?」

夫、

「転職したいんやけど」

妻、

「あかん」

夫、

「副業始めたいねん」

妻、

「そんな暇あるなら家のことして」

夫、

「独立しようと思う!」

妻、

「絶対やめて!」

・・・(苦笑)。

そう。

夫が何か新しいことを始めようとした時に、妻から反対される。

これを俗に、

「嫁ブロック」

と呼ぶらしい。

いやぁ、誰が言い出したんか知らんけど、おもしろい(笑)。

言葉だけ聞くと、

「夢を追いかけたい夫」

vs

「それを邪魔する理解のない妻」

みたいに見えなくもない。

さて、でも、ホンマにそうなんやろか?

今日はちょっと、この「嫁ブロック」について考えてみたい(笑)。

まず、夫側から見てみる。

転職したい。

副業したい。

資格取りたい。

独立したい。

何か新しいことを始めたい。

そこにはたいてい、

「もっと稼げるようになる!」

「きっと今よりおもしろい仕事ができる!」

「絶対人生を変えてみせる!」

「俺にだってまだまだチャンスがある!」

っていう、

“未来の可能性”

があるもの。

だからワクワクする。

思い切ってやろうと思える。

でも、同じ話を聞いた妻からすると?

「収入が下がったら?」

「失敗したら?」

「借金したら?」

「忙しくなったら?」

「家事や育児は?」

「ローンは?」

「私の自由なお金は?」

「こっちにくる負担は?」

「今の生活、大丈夫なん?」

etc・・・。

夫は、

「夢」。

妻は、

「リスク」。

どうやら同じ出来事を見てるのに、見えてるものが全然違う(笑)。

これってもしかすると、「男女の傾向」みたいなもんも多少はあるんかもしれんね。

ただ、

「男はこう!」

「女はこう!」

なんてステレオな話をしてもつまんない。

それでも、人類の長い歴史を考えれば、

外へ出る。

競争する。

獲得する。

リスクを取る。

そんな方向へ比較的傾きやすい「男性性」と、

今ある生活基盤を守る。

危険を避ける。

子どもを含めた家族単位で考える。

そんな方向へ比較的傾きやすい「女性性」。

そういう違いがあったとしても、不思議じゃない。

だとしたら、

夫、

「行ってくるで〜!」

妻、

「いや! 待て待て!」

は、ある意味かなり自然(笑)。

もちろんこれは、平均的な傾向としての話で、個人差の方が大きい場面もあるってのは前提ね。

ここではあくまで、“男女に平均的に見られうる傾向”くらいの話。

たださっきも言った、それだけで「はい終了」ではおもんない。

やっぱどうにも説明がつかんことが残る。

だって仮に、

「生物の性質上、妻という生き物は、夫の挑戦を不安に思うものです」

だけが原因なら、

“どんな夫でも”、“どんな夫婦関係”でも、同じように嫁ブロックが発動するはずじゃね?

でも、たぶん違う。

例えば二人の男がおるとする。

一人は、

仕事はちゃんとする。

約束は守る。

金銭感覚もしっかりしてる。

思いつきで何か始めても、簡単には投げ出さない。

失敗したら、自分で後始末する。

トラブルが起きても、

「まぁ、なんとかするわ」

ってなもんで、なんやかんやホンマになんとかする(笑)。

で、もう一人。

仕事の愚痴ばっかり。

家のこともしない。

過去にも、

「俺、これやる!」

って始めて、そして全部三日坊主(笑)。

貯金もない。

計画性もない。

失敗すると、自分以外の何かのせい・・・。

そんな二人が同じように、

「俺、副業始めようと思うねん」

って言ったら?

妻の反応って、同じになる?

さぁ、なんとなく見えてきた(笑)。

たぶんここなんよね。

嫁ブロックって、

妻の不安であると同時に、夫に対する“不信”でもある。

そりゃ全部がそうとは言わん。

理不尽に何でも反対する妻も、おるはおるやろう(笑)。

でも、

「嫁に夢を反対された!」

って場面だけを切り取ると、見えないものが確実にある。

その夫婦には、出会ってから交際期間まで含めて、その前に何年もの生活がある。

夫、

「新しいことしたいねん(俺を信じろ!)」

妻、

「なに?(過去データを参照しています・・・)」

三日坊主やった過去。

あのときも、結局失敗した。

金を使っただけ。

文句ばっかり言ってた。

最後は人のせい。

後始末は妻。

・・・。

検索完了。

信用度32%?

妻、

「無理無理」

嫁ブロック発動!(笑)。

そして、おもしろいのがここ。

逆もある。

無茶もする。

失敗もする。

時々、

「それはいくらなんでも・・・」

ってことをやり出すこともある(笑)。

でも、

最後までやる。

失敗しても逃げない。

自分でケツを拭く。

家族に負担がかかったら、それも引き受ける。

そんな姿を何年も見ていたら、

妻の中に、

「まぁ、この人ならなんとかするか」

ができる。

これって夫婦における、ものごっつい財産。

金でもない。

肩書きでもない。

学歴でもない。

信用残高。

こういう夫婦関係があれば、少なくとも、“反射的な”嫁ブロックは発動しにくそう(笑)。

で、この信用って、結婚した瞬間から作り始めるものじゃないんよねきっと。

出会ったときから、付き合ってるときから、すでに始まってる。

この事実、めっちゃデカい気がする。

交際中から、

仕事は仕事。

趣味もある。

一人の時間もある。

新しいことにも挑戦する。

彼女もしっかり大切にする。

かといって、彼女だけが人生のすべてじゃない。

そして、自分が始めたことの責任は自分で取る。

最初から、

「俺って、こういう人間です」

を見せてる。

見せ続けてる。

そんな男なら、結婚してから何か始めても、

妻、

「はいはい、今度はなに?(苦笑)」

「まぁやったらいいんちゃう」

で済むかもしれんよね。

ところが。

付き合ってる時は、

「君がすべて♡」

休日は全部彼女。

なんでも彼女に合わせる。

何をするにも相談。

彼女が嫌がったらやめる。

それが結婚した途端、

「俺は俺の人生を生きる!」

妻、

「お前誰やねん?」

「そんな奴ちゃうやろ?」

そう、妻からしたらそうなるやんね。

「契約内容変わっとるがな」

って(笑)。

これは、

「最初に女を教育しとけ!」

みたいな話じゃないからね。

上下関係でも主従関係でもない。

そうじゃなくて、

最初から、自分という人間をちゃんと見せてきたか。

ここなんやと思う。

ここも、嫁ブロックの発動条件(笑)。

でこれ、結婚してからも同じ。

信用って、一回作ったら永久保証じゃないからさ。

毎日の生活で、

積み立てる。

引き出す。

また積み立てる。

夫婦って、たぶんこれをずっとやってる。

だから、新しいことを始めようとして、妻から、

「あかん!」

って言われたとき。

夫は腹が立つかもしれん(笑)。

「なんで分かってくれへんねん!」

「俺の人生やろ!」

「嫁なら応援してくれや!」

って。

まぁ分かる。

でもここで一回、

「こいつ(妻)は、なんで反対すんの?」

「何がそんなに不安なんやろ?」

「俺、なんかした?」

ってことを、

落ち着いて、

冷静に、

本気で考えてみる。

もしかすると、

副業の内容が問題なんじゃない。

転職先が問題なんでもない。

「あんた、ホンマにちゃんとできんの?」

が問題なんかもしれんから。

でも、世の夫は浅はか(笑)。

とりあえず、どうするかは考える。

で、

「この冷戦はまずい」

「よし! 説得しよう!」

ってなる(笑)。

市場規模。

将来性。

資格取得後の平均年収。

副業の収益予測。

転職後のキャリアプラン。

パワポ30枚(笑)。

夫、

「以上の理由から、この挑戦には十分な合理性が――」

妻、

「いや、そういうことじゃないねん」

(苦笑)。

だって妻が聞きたいのは、

事業計画だけじゃない。

「で、あなたホンマに大丈夫なん?」

「私の不安はそういうとこじゃない」

もっと言うと、

「ていうか、そういう私の気持ちを理解できひんことがむかつく」

が妻の心情やから。

じゃあ嫁ブロック発動に対して、夫はどうするべきか?

まっつんスタイルが思うに、

「理屈で説得するより、物理的に見せるしかない」

これちゃうかな。

夫、

「ちゃんと家のこともするから!」

じゃない。

実際にする(笑)。

「仕事には影響は出さへん!」

じゃない。

実際に影響させない。

「君との時間も大切にする!」

じゃない。

実際に大切にする。

で、その上で新しいこともやる。

信用残高がない以上、たぶんこれしかない(笑)。

副業を始めた。

仕事も行く。

家のこともする。

妻との時間も取る。

そして夜、副業。

眠い。

しんどい。

でも、やる。

最初は、意地でも全部こなす(笑)。

しかも、

「俺はこんなに頑張ってるんやぞ!(ドヤ?)」

じゃない。

それを言ったら、また妻に心理的コストを払わせることになる。

可能な限り、平然と、やる(笑)。

妻、

「大丈夫なん?」

夫、

「ん? 大丈夫大丈夫(笑)」

くらい。

で、淡々と続ける。

すると、

「どうせ続かん」

やった妻の予測が、

「あら?・・・、まだやってるやん」

になる。

さらに、

「・・・意外と仕事にも影響出てないな」

になる。

「・・・家のことも普通にやっとるな」

になる。

そのうち、

「ふ〜ん、そうなんや」

「そういうことなら、まぁ好きにしたら?」

になる、かもしれん。

で、いつしか、

「まぁ、あんたなら大丈夫か」

になる、かもしれん(笑)。

これ、理屈で説得したんじゃない。

妻の中にある、

“夫という人間に対する予測(不信)”

を書き換えたんよね。

言葉じゃなく、行動と実績で。

ただし。

ここで、

「男たるもの、仕事も、家事育児も、妻の相手も、新しいチャレンジも、全部一人で背負え!」

って話にすると、それはそれで地獄(笑)。

そんな超人生活を何年も続けろって、さすがに無理ゲー。

大事なのは、

自分が始めた挑戦の初期コストを、当然のように家族へ押しつけないこと。

ここやと思う。

ある程度軌道に乗ったら、

「ここは助けてほしい」

「この時間だけは集中させて」

「これは二人で考えたい」

って話せばいい。

頼ること自体は悪くない。

夫婦なんやから。

でも、

「俺は夢を追う!」

「だからお前が家のこと全部よろしく!」

では、

そりゃ、

「いや、それはおかしいやろ?」

になる(笑)。

自分の自由によって発生したコストを、まず自分で引き受ける。

これって、かなり大事な姿勢なんちゃうかなと、まっつんスタイルは思うね。

と、ここまで書くと、

「なるほど! 嫁ブロックされるのは夫の信用不足なんやね!?」

ってなりそうやけど、それだけとも違う(笑)。

妻側にも当然、考えることはある。

妻が不安なのはいい。

反対意見を言うのもいい。

生活への影響を考えるのも当然。

でも、

「私は不安です」

と、

「だから、あなたはやってはいけません」

は、同じじゃない。

夫にも人生がある。

妻にも人生がある。

結婚したからって、

相手の人生の所有権を取得したわけじゃないからね(笑)。

これは逆でも同じ。

妻が、

「仕事を始めたい」

「学校へ行きたい」

「一人で旅行したい」

「新しいことをやってみたい」

と言った時、

夫が、

「俺が不安だからダメ」

で全部止めていいわけでもない。

相手の行動によって、自分の生活に大きな影響が出るなら、もちろん話し合う必要はある。

でも最後の最後には、

相手の人生を、相手に返しておく。

これも夫婦には必要なんやと思う。

ここは、常に「中道」を目指すまっつんスタイル(笑)。

一応フェアに言っとく。

そう考えると、もしかしたら、

「嫁ブロックをどう突破するか?」

って問い自体、ちょっと本質じゃないんかもしれんよね。

妻を論破する。

説得する。

押し切る。

無視する。

そんな話じゃない。

さっき書いた、

「実績で証明する」

も、たぶん最適解じゃない。

あくまで弥縫策。

いちばん強い方法はきっと、

“嫁ブロックされない男”でいること。

これ(笑)。

日々、

言ったことをやる。

約束は守る。

仕事もする。

家庭も大切にする。

失敗しても逃げない。

新しいことを始めたら、できる限り自分でコストを引き受ける。

そして、

「なんやかんや、この人は大丈夫」

を積み立てていく。

そうすると、自由が少しずつ広がっていく。

なによりその方が、夫婦関係が健全で気持ちいい(笑)。

しかもこれ、夫婦だけの話じゃないよね。

会社でも、

友人関係でも、

親兄弟でも、

たぶん同じ。

信用のある人には、

「まぁ、あいつに任せとけばええか」

ってなる。

信用のない人には、

「ちょっと待て!」

ってなる。

考えてみたら当たり前(笑)。

つまり、

人間関係の中での自由って、信用によって広がる

ってことなんかもしれん。

「俺の人生なんやから好きにさせろや!」

だけじゃなくて、

自分の自由によって生まれた結果を、できるだけ自分で引き受ける。

失敗したら直す。

迷惑をかけたら謝る。

助けてもらったら感謝する。

そういう姿を積み重ねるから、周囲も、

「まぁ、好きにやれば(笑)」

って手を離せる。

一見、責任って自由を縛るものに見える。

でも実際は逆なんかもしれん。

責任を引き受けられる人間ほど、自由になれる。

なんか「嫁ブロック」ってネタから、えらいとこまで来たな(笑)。

まっつんスタイルが思う理想は、たぶんこんな感じ。

夫、

「俺、ちょっと新しいこと始めようと思うねん」

妻、

「今度は何やねん?(笑)」

夫、

「まだナイショ(笑)」

妻、

「また変なことするんちゃうやろな」

夫、

「まぁ見といて(笑)」

妻、

「・・・しゃーないな。あんたならなんとかするやろ」

ってこれ。

こんな夫婦関係、めっちゃ良くない(笑)。

夫は自由に生きる。

でも、妻を粗末にはしない。

妻は心配もするし、意見も言う。

でも最後には、

「この人の人生は、この人のもの」

って手を離せる。

夫も、妻に対して同じスタンス。

大切にする。

でも、所有しない。

その間にあるのが、たぶん“信用”。

「嫁ブロック」。

どうも、

「夢を追いたい夫を、妻が邪魔する話」

になりがち。

でも考えてみると、そんな単純でもない。

妻には妻の不安がある。

夫には夫の人生がある。

そして、その間には、二人がこれまで積み重ねてきた信用がある。

だからもし、

「嫁に反対された!」

ってとき。

妻が理不尽な可能性も、あるはある(笑)。

でも一回くらい、

「なんで、こんなに信用されてないんやろ?」

って考えてみるといい。

逆に妻も、

「私は心配してるだけなんか? それとも、この人の人生を自分の安心のために縛ろうとしてるんか?」

って考えてみるとかね。

嫁ブロックを突破する必殺技?

説得術?

心理テクニック?

いや、たぶんそういうことじゃない(笑)。

でも、

「〇〇くんなら大丈夫」

これを好きな女の中に作れた男は、めっちゃ強い(笑)。

そして、結婚して何年経っても、その信用を淡々と積み立て続ける。

好きなこともやる。

妻も大切にする。

失敗もする。

でも逃げない。

たまには無茶もする。

でも最後は、なんとかする。

そういう男でいられたら。

妻から、

「またなんか始めた(笑)」

と呆れられながらも、

最後には、

「まぁ、やったらええんちゃう?」

って言ってもらえる。

そんな夫婦って、なんか格好いい。


嫁ブロックされない方法。

もしかするとそれは、

嫁を説得することじゃなくて、

“嫁が安心してブロックを外せる男”でいること

なのかもしれんね☆


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