☆「あの人は“善人”」なんて言い方をするよね
「善人」、いわゆる「いい人」。
嘘をつかない、人を傷つけない。
あとは、親切で正直で心優しい人を、俺らは善人と呼ぶ。
うん、なるほど、善人ね・・・。
まぁそうなんやけど・・・、そんな人、ホンマにおんの?
今日はこの乱暴な問いから(笑)。
☆人間は基本グレー
現実の人間を思い浮かべてみると、誰だって親切なときもあれば、意地悪なときもあるもの。
優しいときも、冷たいときもある。
人間ってのは、善と悪が混ざってる存在と言っていい。
だから、実際に存在するのは、善人でも悪人でもなく、ただ普通の人。
これが人間のリアルなんちゃうかね?
てか、そんなん当たり前か(笑)。
でも、改めて言葉にすると、「たしかにね」でしょ?
☆善人の正体
少し見方を変えて、じゃあ善人なんて存在しないのか?
いや、そう言うつもりはない。
正確に言うと、善人っていうのは、悪を持たない人じゃない。
むしろ逆で、悪を持ってる人のこと。
ただし、それを“使わない”人。
これが、まっつんスタイルが考える善人。
人は誰だって、嫉妬もするし、怒りも覚える。
奪いたくなるし、傷つけたくなる衝動だって持ってる。
でも、それを易々とは行動には移さない。
そういう“選択をしてる”人を、俺らは善人と呼んでるだけなんじゃないかね、と。
☆善人は性格じゃない
だから、善人っていうのは、性格というより“選択”の産物。
人間は、善人として生まれるわけじゃなくて、毎日毎回、その場その場で、“悪じゃない方”を選んでる人のこと。
怒るか、許すか。
奪うか、与えるか。
その積み重ね方が「善人」と呼ばれるものを形作ってるだけ、だったりする。
☆人間という存在
人間っていうのは、英雄にもなるし、小悪党にもなる。
善人にも、悪人にもなる。
全部の可能性を持ってる。
そしてその中で、「今日はどれを選ぶか」。
それが人間という生き物。
善人とは、悪がない人じゃない
善人とは、悪を持っていて、それを使わない人、選ばない人
ただそれだけの存在
シンプルすぎるかもしれんけど、意外と深い?(笑)
☆じゃあ「悪人」って言うのは?
となると、必然、次の問いが出てくる。
「悪人とは何か?」
もしくは、「本当に“悪い人間”はいるのか?」でもいい。
世の中には「悪人」と呼ばれる人もいる。
人殺し、詐欺師、暴力的な人間・・・。
ニュースや物語だと、そういう人間が「悪人」として語られるけど・・・。
さてさて、じゃあホントに「悪人」という人間は存在するのか?
☆人間は最初から悪人なのか?
さっきの流れやと、「悪人とは、善を選択しない人間」で終了、ってなりそうやけど、それだとさすがにつまらない(笑)。
少し角度を変えてみる。
じゃあ人間は、生まれた瞬間から悪人なのか?
たぶんそうじゃないやろう。
赤ん坊は、恨みや憎しみ、復讐心や殺意を持って生まれてくるわけじゃない。
赤ん坊は、泣く、笑う、甘えるって、ただそれだけ。
・・・人間は最初から悪人として生まれる、とは言い難い。
東洋思想の「性善説」「性悪説」については・・・、まぁまたの機会に(笑)。
☆悪人はどうやって生まれるのか?
悪人の生まれ方。
それはたぶんやけど、多くの場合、少しずつ少しずつ出来上がるんじゃないやろか。
例えば、怒りや嫉妬、恐怖や屈辱・・・。
人生の過程で、誰でも抱く負の感情。
それが、積もり、溜まり、重なり、理論化され、正当化され、感情的にも消化され、やがて行動になる。
その結果、人は、どこかのタイミングで「悪人」と呼ばれる存在になる。
☆じゃあ悪人はモンスターか?
悪人というと、映画や物語では、よくモンスターのように描かれる。
誰がどうみても悪、理解不能な存在、人ならざるもの・・・。
でも現実の人間、現実の悪人は、そう単純でもない。
多くのいわゆる犯罪者(悪人)にも、家族がいて友人がいる。
情けもあれば慈悲もある。
つまり、ある部分では普通の人間。
そして、ある部分で一線を越えてしまってる。
これがリアル。
☆善人と悪人の違い
ここまで考えると、善人と悪人の違いって、思ったより小さいのかも。
善人とは、悪を持っていながら、それを使わない人
悪人とは、意思と不作為で、悪を止められなかった人
それだけの違い。
ただそれだけと言っても、小さな違いが大きかったりするわけやけど(笑)。
☆人間の善悪はグラデーション
人間は、「善人 or 悪人」なんて二種類に分かれてるわけじゃなくて、むしろ曖昧なグラデーションの中にいる。
いい例が「小悪党」。
少しだけ騙す、ちょっとズルをする、せこく立ち回る・・・。
こういう行いは、誰にでも、それこそ善人と呼ばれる人にも心当たりがあるはず。
こういう行いの延長線上に犯罪もあると考えるのが自然。
唾棄すべき悪人ってわけじゃないけど、完全なる善人でもない。
哀れで情けなくて、それでも心優しい一面も持つ憎めない存在・・・。
むしろ、これくらいが人間のリアルかもしれん。
☆最後にもう一度
善人とは、悪を持っていながら、それを使わない人
悪人とは、意思と不作為で、悪を止められなかった人
ただ、それだけのこと
なんでこんな当たり前のことをあえて書いたかというと、「境界線をぼやかしたかった」から。
白黒さっきりさせることに“こだわらない生き方”こそが、まっつんスタイルの真骨頂(笑)。
「善悪なんて・・・それだけのこと」
だから人間って怖い。
でも同時に、めっちゃおもしろい。
みたいにね☆


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