コンビニは、交差点にあっても潰れることがある 〜交差点から考える、法則・例外・見えない変数の話〜


こないだ車で走ってて、ふと思った。

コンビニって、だいたい交差点にあるよね〜?

ってまぁそりゃそうか(笑)。

交差点なら、二方向から車が来る。

信号待ちのときに意識しやすい。

人目につきやすい。

入りやすい。

出やすい。

住宅街から出てきた人も、

幹線道路を走ってる人も、

両方拾える。

なるほど。

当然コンビニも商売。

適当に建ってるように見えて、ちゃんと、

「ここなら客が来る!」

って場所に建ってるんやな。

って、そりゃそうか(笑)。

☆

でも、こっからがまっつんスタイル。

そう思ってから道路沿いのコンビニを眺めてると、もう一つ気づくことがある。

“元コンビニ”って、めっちゃ多くない?(笑)

どう見てもコンビニの建物。

でも看板が違う。

整体院?

コインランドリー?

中古車屋?

なんかの事務所?

謎のよう分からん店?(笑)

入口の位置。

大きな窓。

平たい建物。

広めの駐車場。

もうどう見ても、

「前世はコンビニでした感」

がすごい(笑)。

看板変えても、隠しきれん。

「あんた絶対、昔ローソン?やったやろ?」

みたいな(笑)。

☆

で、そういう元コンビニを見てると、

「なんでここに作ったんやろ?」

って場所が、けっこうある。

交差点でもないし、住宅街の入口でもない。

ただの道沿い。

・・・そうか。

やっぱコンビニって、

立地が命なんやなって、改めて思う。

交差点なら強い。

単なる道沿いだと弱い。

だから潰れた。

ふむ。

これは法則発見か?(笑)

って思ったけど、ここまでは誰でも思いつきそうなこと・・・。

☆

おもろいのはこっから。

交差点のコンビニも、普通に潰れとることがある!(笑)

しかも、

「この場所はテッパンやん!」

っていう交差点。

交通量も多い。

目立つ。

駐車場もある。

なのに閉店?

そして、さらにおもしろいのが、

逆に、

「なんでここでやっていけるん?」

みたいな、なんでもない一本道のコンビニが、ずーっと営業してたりする(笑)。

「え? なんで?」

さっき見つけた、

「コンビニは交差点に作れば強い説」

いきなり崩壊?(笑)

☆

おそらくやけど、実際のコンビニ出店には、相当緻密な商圏調査があるんやと思う。

交通量。

周辺人口。

昼間の人口。

競合店。

住宅。

会社。

学校。

駅。

道路。

駐車場。

物流・・・。

いろんな要素を調べて、

「ここならいける!」

って判断して出店してるはず。

でも、それでも、潰れる。

「うん、なんで?」

って、たぶん答えは単純。

“変数”があまりに多すぎるから

なんやろうね。

☆

例えば、

「交通量が多い」

これは一見、ものすごく好条件っぽい。

でも交通量が多すぎて、店に入りにくかったら?

右折せんと入れんかったら?

中央分離帯があったら?

信号の位置が微妙やったら?

駐車場が狭かったら?

出る時にめちゃくちゃ出にくかったら?

「あ、コンビニ」

とは思う。

でも、

「でもなんかめんどくさい場所やな・・・」

ってなる(笑)。

“目につきやすい”と、“入りやすい”は、別。

この一例だけでも、すでに話は単純じゃないよね。

☆

さらに、

「一日に何台通るか」

だけじゃなく、

“誰が通るか”

も重要なんやろうと思う。

通勤する会社員なのか。

トラックなのか。

観光客なのか。

学生なのか。

近所の住民なのか。

しかも、

朝なのか。

昼なのか。

夜なのか。

大型トラックが大量に通る道なら、普通の車1,000台より、大型駐車場を用意した方が強いかもしれん。

住宅街の近くなら、交通量は少なくても、毎日同じ住民が使ってくれるかもしれん。

近くに競合店がなかったら、

「なんでこんな場所に?」

ってコンビニが、実は地域最強やったりもする(笑)。

☆

つまり、

「交差点」

っていう一つの条件だけ見てもダメ。

交通量。

客層。

競合。

視認性。

入りやすさ。

出やすさ。

駐車場。

周辺施設。

時間帯。

地域性。

さらに、立地以外にも、

店員さんの接客とか、

商品の品揃えとか、

店内やトイレの清潔さとか、

そういう要素まで入ってくるんやろう。

しかも、それぞれの変数が互いに影響し合う。

もう、

「コンビニは交差点に建てれば勝てる!」

なんて話じゃ全然なくなった(笑)。

☆

でも、おもしろいよね。

俺らって、こういう複雑なものを見る時に、

すぐ、

“分かりやすい法則”

を見つけたくなる。

「大きい交差点やから繁盛してる」

「単なる道沿いで、拾える車が少ないから潰れた」

そう説明できたら、たしかに気持ちいい。

世界を理解した気になれる(笑)。

でも実際は、

「交差点だから」

だけじゃない。

交差点“でもあり”、

交通量も多く、

入りやすく、

周辺人口もあり、

競合との位置関係も良く、

駐車場もちょうどよく、

その他いろんな条件が、

なんやかんや上手いこと噛み合った(笑)。

たぶん、そんな感じなんよね。

☆

で、さらにおもしろいのが、さっきちらっと書いた、

“例外”

の存在(笑)。

「コンビニは交差点が強い」

っていう法則(?)を見つけた。

でも、一本道で余裕で繁盛してる店も見つけた。

すると、

「あれは例外?」

ってなる。

でもちょっと待て。

ホンマに例外なんやろか?

もしかしたら俺らが、

存在する変数を、全部見てないだけかもしれん。

☆

一本道。

交通量も大して多くない。

一見、立地は悪そう。

でも実は、

近くに大きな工場がある。

周辺数キロに競合がない。

トラックが入りやすい。

朝夕に固定客が大量に通る。

店の裏側には住宅地が広がってる。

そういう“見えてない変数”があるとしたら?

それは、

「悪条件なのになぜか成功してる例外」

じゃない。

俺らが、

成功してる理由を知らんだけ。

この視点、めっちゃおもしろい(笑)。

☆

こういうのって、かなり大事なことなんちゃうかと思うよね。

俺らが、

「例外」

って呼んでるもんの中には、

ホンマの偶然とか、

運とか、

そういう説明しきれないもんもあるんやろう。

でも一方で、

単に自分が変数を見落としてるだけ

ってことも、めちゃくちゃ多いんちゃうかな?

分かりやすい例えでいくと。

「なんであいつは出世できたん?」

才能?

運?

人脈?

努力?

環境?

タイミング?

本人の性格?

時代との相性?

いや、たぶん、

どれか一個じゃない。

いっぱいある。

下手したら、全部?(笑)

☆

逆もそう。

「なんであの人、消えていったん?」

努力不足?・・・だけ?

能力不足?・・・って、ホンマに?

本人にはどうしようもない環境におったんかもしれん。

たまたまタイミングが悪かったんかもしれん。

ライバルが強すぎたんかもしれん。

家庭の事情があったんかもしれん。

体調を崩してたんかもしれん。

そもそも、選んだ場所との相性が噛み合わんかっただけかもしれん・・・。

人間って、他人の人生を見た時も、

「あいつは○○やから」

みたいに、一個の変数で説明したくなるよね。

その方が分かりやすいから。

でも人の人生って、コンビニの立地なんかより、遥かに複雑。

一個の変数で説明できるわけない(笑)。

☆

まぁかといって、

「じゃあ法則なんて全部意味ないやん!」

って話でもない。

ここは『まっつんスタイル』(笑)。

極端な結論には走らない。

交差点が有利なのは、たぶん事実。

交通量は多い方が有利。

入りやすい方がいい。

見えない店より、見える店の方がいい。

駐車場だって、ないよりあった方がいい場合が多い。

そりゃそう。

確率の問題。

つまり、

法則にはちゃんとした意味がある。

ただし、

法則は、

「こうすれば必ず成功します」

っていう、「未来の保証書」ってわけじゃない。

成功する確率を上げるための知恵。

これくらいに考えた方がいいんやろうとは思うよね。

☆

こういうのって、世の中に溢れてる、

「成功法則」

にも似てるのかもしれん。

行動しろ。

継続しろ。

勉強しろ。

人脈を作れ。

環境を変えろ。

健康に気をつけろ。

若いうちに挑戦しろ。

失敗を恐れるな・・・。

たぶん、どれもそんなに間違ってない。

実際、成功確率を上げる要素なんやと思う。

でもじゃあ、

「毎日努力したら“必ず”成功する」

とはならん。

努力っていう一個の変数だけで、人生全部が決まるわけじゃないから。

でも逆に、

「努力しても成功するとは限らんから、努力なんて無意味」

も違う。

「交差点に建てても潰れるコンビニがあるから、立地なんてどうでもいい」

とはならんのと一緒(笑)。

☆

法則は使う。

でも、盲信しない。

例外を見つけても、

「ほら! 法則なんて嘘やん!?」

って騒がない。

子どもじゃねんだから(笑)。

むしろ、

「なんで?」

って見る。

もしかしたらそこに、

自分が知らんかった変数があるんかもしれん。

そう考えた方が、世界はずっとおもしろい(笑)。

☆

それに、

「良い場所」

っていう考え方自体も、案外怪しいって気もしてくる。

駅前。

交差点。

繁華街。

人通りが多い。

一般的には一等地。

でも、

“誰にとって?”

って話なんよね。

コンビニにはいい。

でも、別の商売には合わんかもしれん。

飲食店にはいい。

でも倉庫業には向いてないかもしれん。

逆に、

「こんなところ誰が来るん?」

って場所が、ある業種にとっては最高やったりする。

だから、元コンビニの建物に、

整体院が入り、

コインランドリーが入り、

中古車屋が入り、

謎のアラビア文字の看板が立つ(笑)。

コンビニとしては終わった。

でも、

場所として終わったわけじゃない。

使う人が変われば、価値も変わる。

☆

これもまた、人生にちょっと似てる。

世間的な一等地。

有名企業。

大都会。

業界ナンバーワン。

高収入。

人気の業種。

みんなが、

「ええやん!」

って言う場所。

でも、自分には合わないなんてこと、普通にある。

逆に、

誰も羨ましがらないような場所が、

自分にとっては、妙に居心地がいいこともある。

収入はそこそこ。

知名度もない。

別にキラキラしてない。

でも、

人間関係がいい。

時間がある。

自分の得意なことが活きる。

なんか毎日機嫌よく暮らせる。

だったらそこは、

その人にとっての、

“一等地”

☆

だから、

「成功してる人と同じ場所に行けばいい」

とは限らんって話。

あの人には、あの人の変数がある。

自分には、自分の変数がある。

能力。

性格。

健康。

年齢。

経験。

嗜好。

人間関係。

ライフスタイル。

好き嫌い。

得意不得意。

運。

タイミング。

全部違う。

なのに、

「成功者はここに店を出しました!」

「じゃあ俺も!」

ってやったら、

でっかい交差点にコンビニ建てて潰す、みたいなことになりかねん(笑)。

☆

そう考えると、

人生の正解探しって、

「正しい法則を見つけること」

だけじゃないんやろうね。

法則を知る。

確率を考える。

成功例を見る。

失敗例も見る。

でも最後は、

「自分の場合、どの変数が効いてるやろ?」

を見ないとダメ。

一般論は参考にはなる。

でも、自分自身は、必ずしも一般論じゃないから。

☆

・・・なんてことを、

道沿いのコンビニを見ながら考えた(笑)。

最初はただ、

「コンビニって交差点に多いな」

だけやったのに。

気づけば、

変数。

例外。

法則。

成功。

人生。

相変わらず話がデカくなるまっつんスタイル。

しかも、そこそこ無理やり(笑)。

☆

でも、やっぱ世界って、

このくらいグジャグジャしてる方がおもしろい。

「交差点なら成功します」

で全部決まったら、簡単やけどおもんない。

良さそうな場所でも潰れる。

微妙そうな場所でも繁盛する。

成功法則通りにやって失敗する人がいる。

セオリーから外れても、なぜか上手くいく人もいる。

そのたびに、

「おもろいやん」

「なんで?」

って考える。

するとまた、新しい変数が見えてくる。

たぶん俺らが「例外」って呼んでるものって、

「世界の法則が壊れた瞬間じゃなくて、自分がまだ知らない変数が顔を出した瞬間」

そういうことなのかもしれん。

☆

法則は大事。

セオリーも大事。

交差点も大事(笑)。

でも、それだけじゃない。

法則を知りつつ、

例外をおもしろがる。

人の成功法則を参考にしつつ、

自分の変数もちゃんと見る。

そして、

みんなが一等地って言う場所に立てんかったからって、

「人生終わり・・・」

とか思わんでいい。

なんでもない一本道が、自分にとっての一等地になることだってある。

☆

今日も車で走ってると、

道沿いに、なんとも見覚えのある形の建物が目に入る。

大きな窓。

平たい屋根。

広めの駐車場。

今は整体院らしい。

「さてはお前、昔ローソンやったな?」(笑)


俺らには、まだ見えてない変数が、たぶん山ほどある。

さてさて。

自分にとっての“一等地”は、果たしてどこなのか☆


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