「自信を持て」って言うけど、自信ってなんなん? 〜根拠・比較・自信喪失から考える、“なくても動ける”という強さ〜


「もっと自信持った方がいいよ」

これって、人生で一度は言われたことがあるやつ。

仕事でも、

勉強でも、

スポーツでも。

あるいは、

恋愛でも、

人間関係でも。

何をするにしても、

「自信を持つことが大切」

ってよく言われる。

特にモテ界隈なんて、

「自信のある男はモテる!」

が、ほぼ定説(笑)。

逆に、

「自信がない」

っていうと、どうにも“悪いこと”のように扱われる。

「自信をつけよう」

「自己肯定感を高めよう」

「小さな成功体験を積もう」

「堂々と振る舞おう」

「自分を認めよう」

もう聞き飽きた(笑)。

でも一応、「なるほど」とは思う。

どれも、たぶん間違ってない。

で、ここでまっつんスタイルは、ふと思うわけ。

「そもそも、“自信”ってなんなん?」

と。

☆

例えば、

「俺は文章を書くのが得意」

これは自信。

「この仕事なら、たぶんできる」

これも自信。

「俺、同年代の中では、かなり身体が動く方やと思う」

これも自信。

「失敗しても、まぁなんとかするやろ」

これも自信っぽい。

さらに、

「なんか知らんけど、俺ならいける気がする(笑)」

これも自信。

でも、よく考えると、どれもちょっとずつ違う。

能力への信頼。

経験から来る確信。

他人との比較によって生まれる優越感。

自分なら対処できるという自己信頼。

そして、

根拠のない自信(笑)。

俺らって、けっこう種類の違うものを全部ひっくるめて、

「自信」

って呼んでるんちゃうかな。

☆

まず一番分かりやすいのが、

「できた!」

から生まれる自信。

初めて仕事を任された。

うまくできた。

「俺、できるやん!」

次もできた。

「やっぱできるやん!」

人から褒められた。

「俺、めっちゃできるんちゃう?」

こうやって成功体験が積み重なって、

「俺にはできる!」

が育っていく。

よく言われる、

「小さな成功体験を積みましょう」

ってやつやね。

これは普通に理にかなってると思う。

いきなり100キロのバーベルを持ち上げるんじゃなくて、

まずは40キロ。

上がった。

次は45キロ。

上がった。

50キロ。

上がった・・・。

「お、俺いけるやん!」

そうやって経験と能力が、自信の根拠になっていく。

☆

で、たぶん、こういう自信の作られ方って、もっと昔から始まってるんやろね。

そう、子どもの頃から。

子どもが何かやる。

親が、

「すごいやん!」

って言ってくれる。

失敗しても、

「大丈夫。もう一回やってみ」

って言ってくれる。

すると子どもは、

「やってもいいんだ」

「失敗しても大丈夫なんだ」

って学習していく。

逆に、

何をやっても否定される。

失敗すると怒られる。

人と比べられる。

褒められるには、何かわかりやすい成果を出さんとダメ・・・。

そんな環境なら、

「失敗したら、自分の価値まで下がる・・・」

みたいな感覚を持つこともあるんやと思う。

そう考えたら、自信って単純に、

「成功した回数」

だけでできてるわけでもないらしい。

「成功した時にどう扱われた?」

「失敗した時にどう扱われた?」

そういうものまで含めて作られていくもんなんやろね。

☆

で、ここでちょっと気になるのが、

「他人と比べちゃダメ」

ってやつ。

これもよく言われる。

「人と比べるから苦しくなる」

「比べるのは“過去の自分”」

「他人は他人」

「自分は自分」

まぁこれもその通りなんやろう。

実際、こういう考え方に救われた人っていっぱいおるはず。

でも・・・。

“他人と比べて得られる自信”って、普通にあるやんね?(笑)

☆

例えば筋トレしてて、

「俺のスタイル、同世代でも別格やん」

仕事してて、

「俺、あいつよりぜんぜん優秀やん」

自分で文章を書いて、他人の文章を読んで、

「俺、めっちゃセンスあるやん」

こういうの(笑)。

全部、他人との比較が入ってる。

でも、それによって、

「俺はこれが得意なんや!」

って、自分の能力を認識できるなら、別に悪いことでもない気がする。

それを人前で口に出すのはどうかと思うけど、まぁここでは割愛・・・(笑)。

そもそも能力の評価って、どうしても相対的な部分があるからね。

足が速い。

頭がいい。

歌がうまい。

仕事ができる。

何かと比べんと分からんものも多い。

だから、

「人と比べることは悪!」

ってのも、ちょっと極端。

☆

ただし。

これを“自分の価値そのもの”にすると、途端に危うくなるかな。

「あいつより仕事ができる俺」

「あいつより稼いでる俺」

「あいつよりモテる俺」

「あいつより若く見える俺」

これで自分を支える。

すると当然、

もっと仕事ができる人間が現れたら?

もっと金持ちが現れたら?

もっとイケメンが現れたら?

若さなんて、そもそも全員がいつか失うもの(笑)。

その瞬間、

自信の土台そのものが揺らぐ。

だから、他人との比較って、

自信を作る足場にはなるけど、基礎にするのは危険。

そんな感じなんやと思う。

どうやろね?

☆

そして、自信について考えてると必ず出てくるのが、

「根拠のない自信」。

これ(笑)。

よく聞くよね。

「成功する人は、だいたい根拠のない自信を持ってる」

とか、

「最初からうまくいくって、根拠のない自信があった」

とか。

でもこれ、改めて考えると、よーわからん(笑)。

「根拠がないのに、自信がある?」

普通は、

成功する

↓

「俺、できるやん!」

↓

自信がつく

この順番やん?

でも、世の中を見てると、

どうも逆の人がおる。

「なんか知らんけど、いけるやろ?」

↓

やる

↓

失敗する

↓

「まぁ次はいけるやろ」

↓

またやる

↓

また失敗する

↓

「次や次(笑)」

↓

そのうち成功する

↓

経験も能力もつく

↓

ホンマに自信の根拠ができる

って、後付けやん(笑)。

☆

でもこれって、けっこう大事なことなんやと思う。

たぶん「根拠のない自信」の最大の効能って、

「未来を正確に予測できる」

ことじゃない。

“打席数を増やせる”こと

なんちゃうかな。

「俺なら絶対成功する!」

っていう予言が当たるから成功するんじゃない。

「まぁ、なんとかなるやろ」

って思えるから、

“とりあえずやる”。

失敗しても、もう一回やる。

だから、必然的に“試行回数”が増える。

経験が増える。

人に会う。

学習する。

偶然も機会も拾う。

その結果として、成功する確率が上がる。

で、成功すると、

「ほら!やっぱ俺、できるやん!」

ってなる(笑)。

根拠のなかった自信に、あとから根拠が追いついてくる。

うん、自分で書いて納得した(笑)。

☆

ただ、ここはまっつんスタイル。

当然、

「根拠のない自信が強ければ強いほどいい」

ってわけでもないと思う。

「俺ならできる!」

これはいい。

でも、

「俺が“間違ってるわけがない!”」

になると、危ない(笑)。

わかりやすい例でいくと、

「運転うまいから大丈夫」

「投資のセンスあるから大丈夫」

「人を見る目があるから大丈夫」

「女心を分かってるから大丈夫」

エトセトラ・・・。

たぶん最後のやつ言う男は、大して分かってない(笑)。

自信は行動する力になる。

でも、自信が強すぎると、

他人の意見を聞かなくなる、

リスクを軽視する、

失敗から学ばなくなる、

自分に都合の悪い情報を無視する・・・。

つまり、

「根拠のない自信」は、アクセルとしては優秀。

でも、

ハンドルまで任せたら危険(笑)。

☆

で、こっからがちょっとおもしろい。

自信って、つけることばっかり考えられがちやけど、

当然、

失うこともある。

仕事でやらかした。

自信満々で挑戦したのに、全く通用せんかった。

意中の人にフラれた。

試験に落ちた。

同期より出世が遅れた。

自分より圧倒的に優秀な人間に出会った。

歳を取って、昔できてたことができんくなった・・・。

ずっと、

「俺はこれが得意」

って思ってたものが通用しなくなる。

すると、

「あれ?」

ってなる。

「俺、意外とたいしたことない?」

「今まではたまたまやったん?」

「やっぱ才能ない?」

そうやって、自信って揺らぐ・・・。

☆

でも、

「自信を失うこと自体、そんなに悪いことなんかな?」

って、あえて考えてみる。

実際に実力が足りんかったなら、

「あ、足りてないんや」

って気づけばいい(笑)。

過信が修正される。

現在地が分かる。

そこから学べる。

問題は、

自信を失ったことによって、行動まで止まってしまうこと。

☆

失敗する

↓

自信を失う

↓

挑戦しなくなる

↓

経験が減る

↓

成功する機会も減る

↓

「やっぱり俺には無理なんや・・・」

↓

さらに自信を失う

これ、けっこう怖い。

最初は一回失敗しただけやったのに、

いつの間にか、

「俺ってばダメ人間」

まで話が広がってる(笑)。

仕事で失敗した。

「“今回の仕事は”失敗した」

なら分かる。

でも、

「俺には能力がない」

になり、

「俺は何をやってもダメ」

になり、

「俺の人生は終わってる」

まで行く。

いやいや。

話、デカくなりすぎ(笑)。

☆

だから、人生で大事なのって、

「絶対に自信を失わないこと」

じゃないんやと思う。

そんなの無理。

何十年も生きてたら、

そりゃ折れることくらいある。

むしろ大切なのは、

自信の高さより、自信の“復元力”

なんちゃうかなって。

自信満々。

俺ならできる。

絶対大丈夫。

そう思えることは強い。

でも、それ以上に、

失敗して、

「俺、アカンかも・・・」

ってなったあと、

しばらく凹んで、

「・・・まぁ、もう一回やるか」

って戻ってこられる。

こっちの方が、長い人生では強い気がする。

「自分はまた戻ってこられる」

って知ってれば、もし自信喪失で落ちても、

「今落ちてますけどなにか?」

って態度を保てる(笑)。

☆

じゃあ、そのためにはどうすればいいか?

まず一つ思うのは、

自分の価値を、一個のものに全賭けしないこと。

仕事ができる俺。

モテる俺。

稼いでる俺。

若々しい俺。

頭のいい俺。

いい父親。

いい母親。

いい妻。

いい夫。

どれも大切にしていい。

でも、

「これこれであること = 自分の価値」

まで行くとリスキー。

仕事で失敗したら全部崩れる。

フラれたら全部崩れる。

金を失ったら全部崩れる。

老化したら全部崩れる。

なんか・・・、一本足打法?(笑)

そりゃ、その一本が折れたら倒れる。

☆

もう一つ。

“結果だけ”で自分を評価しない。

挑戦した。

失敗した。

普通なら、

「失敗 = マイナス」

になる。

でも、

「怖かったけどやった」

は残る。

「準備した」

も残る。

「この失敗からは〇〇を学んだ」

も残る。

成功できなかったことと、何も得られなかったことは同じじゃない。

こういう評価軸を持ってると、失敗しても自分への信頼がゼロにはなりにくい。

☆

あと、一番強そうなのが、

「俺なら成功できる!」

っていう自信よりも、

「失敗しても、俺ならなんとかする」

っていう自信。

こっちかなと。

成功するかどうかって、いくら考えても分からん。

相手もいる。

運もある。

タイミングもある。

コンディションもある。

自分ではどうにもならんことなんか、いくらでもある。

でも、

失敗の原因を考える。

助けを求める。

やり方を変える。

休む。

もう一回やる。

場合によっては、

「これは諦めよ」

って撤退する(笑) 。

そういう選択も含めて、

「まぁ俺なら、なんとかするやろ」

って思える。

これは、能力への自信とは、ちょっと違う。

自分自身への信頼。

そんな感じなんかな。

☆

・・・と。

ここまで、

「自信とは何か?」

「どうやって自信をつけるか?」

「どうすれば自信を失いにくいか?」

「どう立て直すか?」

あれこれ考えてきて、ふと思う。

「ていうか自信って、そんなに必要?(笑)」

☆

いや、あったらいい。

自信があれば、

堂々生きられるし、

挑戦もしやすい。

たぶんモテにもプラス(笑)。

でも、

「自信がついたら転職します」

「自信がついたら告白します」

「自信がついたら発信します」

・・・いや、いつつくねん(笑)。

そもそも、やったことないんやから、最初は自信なんて無いのが普通。

やったら、

「俺ならできる!」

まで持っていかなくてもいい。

「できるかは知らん」

「でも、とりあえずやってみることはできる」

これで十分なんちゃうかな。

☆

「自信がある」

って、一種の“心の状態”でもあるよね。

だから、けっこう簡単に揺れる。

寝不足。

疲れ。

仕事の不安。

あいつの一言。

SNSで見た誰か・・・。

昨日は、

「俺、けっこういけるやん」

今日、

「俺、全然アカンかも・・・」

明日、

「いや待て。やっぱ俺、天才ちゃう?」

人間なんて、案外そんなもん(笑)。

やったら、そんな揺れるもんに、いちいち人生のハンドルを渡さんでもいい。

☆

自信がある。

やる。

これはいい。

自信がない。

でも、やる。

これもいい。

怖い。

でも行く。

不安。

でも一回試す。

失敗した。

じゃあ考える。

「もう一回やる?」

「やめる?」

「方向を変える?」

その都度決める。

そうやって生きられたら、だんだんと、

「俺って、自分に自信あるんかな?」

なんてこと自体、どうでもよくなってくる気もする(笑)。

☆

で、今回もやっぱ「ZEN」(笑)。

「もっと自信を持たなきゃ」

これも一つの執着なんかもしれんよねってこと。

怖いなら、

「今ビビっとるな(笑)」

不安なら、

「あぁ、不安なんやな」

それでいい。

無理やり、

「俺ならできる!」

「絶対成功する!」

とかって上書きせんくてもいい。

ビビってる自分を、そのまま連れていく。

☆

自信があることは、悪くない。

成功体験も大切。

人から褒められれば、素直に嬉しい。

喜べばいい。

他人と比較して、

「俺、やるやん」

って思ったっていい。

根拠のない自信で、

「まぁいけるやろ(笑)」

って飛び込むのもいい。

でも、そんなんが全部なくなったときにも、自分の足で一歩だけ前へ出られる。

それが一番強いんちゃうかな。

☆

「自分に自信ある?」

「知らん(笑)」

「成功すると思う?」

「わからん」

「失敗したら?」

「そんとき考える」

「じゃあ、なんでやるん?」

「やってみたいから」

きっとそれくらいでいい(笑)。

もしかしたら、ホントに強い人って、

「自信に満ち溢れた人」

じゃなくて、

“自信がなくても、自分を動かせる人”

なのかもしれんね。

☆

自信を持つことより、

“自信に依存しない”こと。

怖いなら怖いまま。

自信がないなら、ないまま。

それでも、

「まぁ、やってみるか(笑)」

って一歩踏み出せる。

自信との付き合い方。

案外それくらいで、ちょうどいいんかもしれん☆


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