毎日重い荷物を運んでも、なぜマッチョにならないのか? 〜仕事と筋トレ、「身体への刺激」の違い〜


最近、物流関係の仕事を始めた。

実際に働いてみると、思ってた以上に身体を使う。

まっつんスタイルの会社は、郵便局さんやクロネコさんと違って、企業相手の荷物を扱うことが多い。

だから、荷物はけっこうデカい。

そして重い(笑)。

持つ。

運ぶ。

押す。

引っ張る。

積む。

降ろす・・・。

一日仕事をしてると、

「今日も筋肉使ったなぁ」

っていう感覚が普通にある。

ところが、周りを見渡してみると・・・、別にみんなムキムキってわけじゃない(笑)。

ガタイのいい人もおるはおるけど、でも、普通のおっさん体型の人がほとんど。

「なんで?(笑)」

これだけ毎日筋肉を使ってたら、何年も働いているうちに、全員マッチョになりそうなもんやけど・・・。


☆筋肉を「使う」と「大きくする」は違う

考えてみれば、筋肉って、

使えば使うほど大きくなる”

っていう単純なものじゃないんよね。

筋肉を大きくしようと思ったら、

「適切な刺激」

が必要になる。

そこへ、

「生成に必要な栄養」

が加わる。

さらに、

「回復」

も必要。

さらに、同じ刺激に身体が慣れてしまわないように、少しずつ負荷や回数を増やしていくのも大事。

いわゆる「漸進性」ってやつ。

つまり、

刺激、栄養、回復、漸進性。

こういう条件がキレイに揃って、ようやく筋肥大につながっていく。

肉体労働は、たしかに刺激があるけど、

「刺激がある = マッチョになる」

ってほど簡単なことじゃないらしい。


☆仕事が上手くなるほど、筋肉には優しくなる(笑)

これも実際に働いてみると分かる。

慣れてない人間ほど、力任せに荷物を持とうとする。

「うおおお!」

みたいな(笑)。

でもベテランは違う。

「ここを持てばラク」

「これは台車使った方が早い」

「こう傾けたら一人でいける」

「これは無理せず二人で持つ」

みたいに、身体の使い方が洗練されてる(笑)。

これってつまり、

“仕事に慣れるほど省エネになる”。

たぶん、どんな仕事でもそうよね。

「そりゃそう」って話。

運送屋って仕事の目的は、筋肉を大きくすることじゃないから(笑)。

荷物をいかに迅速に、安全に、効率よく運ぶか。

だから、

“筋トレは、わざわざ筋肉を疲れさせる”。

一方、

“仕事は、できるだけ疲れさせずに終わらせる”。

似ているようで、目的は真逆(笑)。


☆「タンパク質足りてないんちゃう?(笑)」っていう仮説

もう一つ思ったんがこれ。

「そもそも筋肉を作る材料が足りてないんちゃう?」

他人の食生活なんか知らんけど(笑)。

ただ、よくある一般的な食生活を考えてみる。

朝はパンとコーヒー。

昼はラーメンか牛丼。

仕事終わりにビール。

夜はスーパーの惣菜、もしくはカップ麺。

これでも普通に一日は過ごせる。

でも、

「筋肉を大きくする」

っていう観点から考えたら、タンパク質が十分とは限らない。

というかこの例なら、足りてない可能性高め(笑)。

しかも肉体労働って、そもそもの消費エネルギーが大きいし。

せっかく身体に刺激が入っていても、食事から入ってくるエネルギーや材料が少なかったら?

「筋肉を増やすどころか、今日使った身体を元に戻すだけで精一杯」

なんてこともありそう。

そう考えると、

「毎日重い荷物運んでるのに、なんでマッチョにならんの?」

っていう疑問も、それほど不思議じゃなくなる。


☆そして翌日、また荷物が来る(笑)

筋トレなら、

「昨日は脚をやったから今日は休ませよう」

ができる。

でも仕事は違う。

昨日重い荷物を運んだからといって、

「すんません、今日は超回復の日なんで休みます」

とは言えない(笑)。

翌朝になれば、また荷物が来る。

そしてまた持つ。

また運ぶ。

また押す。

また引く・・・。

つまり肉体労働って、

「刺激が足りない」

ってだけじゃなくて、場合によっては、

“刺激に対して回復が追いつかない”

ってことまであり得る。

睡眠不足やったり、食事が適当やったり、毎晩お酒を飲んでたりしてればなおさら。


☆肉体労働者は「仕事に適応した身体」になる

ここまで考えて、なんとなく腑に落ちたよね。

肉体労働を続ければ、もちろん身体は変わる。

筋力もある程度つくやろう。

握力も強くなる。

体幹も鍛えられる。

長時間動けるようにもなる。

でも身体が目指しているのは、

「マッチョになること」じゃない(笑)。

その仕事を、

なるべく少ないエネルギーで、毎日こなせるようになること。

農家には農家の身体がある。

鳶職には鳶職の身体がある。

物流には物流の身体がある。

それぞれの仕事に適応した身体。

ボディビルダー的な身体とは、そもそも目的が違う。

そう考えると、

「肉体労働者 = マッチョ」

っていうイメージ自体が、そもそも雑なんかもしれん(笑)。


☆じゃあ、肉体労働を「マッチョの材料」にできないか?

ここで、まっつんスタイルは思う。

「せっかく毎日身体を使ってるんやし、これ、ボディメイクに利用できんかね?(笑)

って。

で、結論から言えば、できるかなと。

ただし、ここは勘違いしたらいかんとこ。

仕事中に、わざわざ筋肉へ効かせる必要はない(笑)。

肉体労働を「マッチョの材料にする」っていっても、荷物をダンベル代わりにして筋トレしようって話じゃない。

「この荷物、上腕二頭筋に効かせたろ!」

とか、いらん(笑)。

仕事は仕事。

安全に、効率よく、できるだけ疲労を残さず終わらせる。

それでいい。

というか、それがいい。

仕事では、できるだけ上手に身体を使う。

省エネする。

怪我を避ける。

疲労を翌日に持ち越さない。

それでも肉体労働をしている以上、

歩く。

持つ。

押す。

引く。

運ぶ。

日常的な活動量や、軽〜中程度の筋肉への刺激は、勝手についてくる。

消費カロリーだって、間違いなく稼げる。

なら、それを「仕事でもらえるボーナス」くらいに考えればいい。

仕事で勝手に入る刺激は、ありがたく頂戴する(笑)。

でも、仕事でわざわざ刺激を増やそうとはしない。

そして、筋肉を大きくするための本命の刺激は、筋トレで“狙って”入れる。

肩なら肩。

胸なら胸。

二頭なら二頭。

狙った筋肉へ、きっちり刺激を入れる。

言ってしまえば、

仕事では身体を守る。

筋トレでは筋肉を攻める。

この役割分担。

肉体労働そのものを筋トレにするんじゃなくて、

仕事でもらえる活動量や副次的な刺激を、身体づくりの“土台”として利用する。

このくらいの距離感が、ちょうどいいんちゃうかって思う。

我ながら、なにを真面目に考えとんねん(笑)。

でも、なかなかおもろい発想。


☆そして、ちゃんと食う(笑)

で、ここで食事が効いてくる。

肉体労働者って、考えようによったら、ボディメイクになかなかおもしろい環境なんかもしれん。

日常的な活動量が多いのはいい。

だったら、その分ちゃんと食べる。

適切なタンパク質量を確保する。

糖質も、怖がらずに入れる。

脂質も、適度に摂る。

その上で、

仕事で身体を使う。

筋トレする。

寝る。

また働く。

これを繰り返す。

そうすれば、

「仕事で身体を消耗する」

から、

「仕事も含めて身体を育てる」

に発想を変えられる。

うんこれは、マジでおもしろい。


☆肉体労働者こそ、筋トレで追い込みすぎない

最近は、いろいろと実験もしてる。

今の筋トレは、

短時間、一日一部位、きっちり追い込むスタイル。

例えば肩の日なら、肩だけ三種目。

およそ5〜10分で、きっちり追い込む。

でも、ガチの三種目を二周回すと、翌日まで疲労と痛みが残る(笑)。

当然、翌日は仕事。

てことは?

「筋トレ単体で何点やった?」

だけ考えてもダメ。

肉体労働者たるもの、

「翌日の仕事まで含めてのトレーニング量を考える」

これが必要。

だから、

「どれだけ限界まで追い込めた?」

じゃなくて、

「明日も普通に働ける状態で、どれだけ有効な刺激を入れられた?」

を考える。

毎回120点の筋トレで身体を壊すより、80点を長く続ける。

だから、二周は回さん(笑)。

その方がむしろ、一年後にはガタイが大きくなってる気がする。

でも今のこのスタイル、かなり生活にマッチしてる。

精神的な負担も少ない。

だから、たまに笑けてくる。

ハマりすぎてて(笑)。


☆運送屋、マッチョ化計画(笑)

というわけで(笑)。

肉体労働をしてるだけじゃ、必ずしもマッチョにはならないってオチ。

仕事は筋トレじゃない。

でも、

仕事をマッチョになるための「材料」にすることはできる。

日常的な活動量は、仕事でもらう。

筋肥大に必要な刺激は、筋トレで狙って入れる。

材料は、食事から意識して入れる。

で、ちゃんと回復のための休息をとる。

結局、基本に落ち着く(笑)。

まっつんスタイル、47歳。

肉体労働者。

一日一部位の短時間筋トレ。

高タンパク。

糖質もしっかり。

規則正しい睡眠。

うむ、なかなか愉快な実験環境にいる。

もしかしたら、リコンプいけるかも(笑)。

果たして一年後、まっつんスタイルは、少しデカくなってるのか?

それとも、

単に荷物を運ぶのがめっちゃ上手い、普通のおっさんになってるのか?

せっかくなんで、楽しみに実験結果を見守りたい(笑)☆


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