軽トラのエアコンが壊れた(笑)。
真夏。
酷暑。
軽トラ。
エアコンなし。
うん、さすがにしんどい(笑)。
とりあえず、ファンは回して扇風機替わりに。
窓全開で走って風を入れる。
これでまぁなんとかギリギリ(笑)。
でも・・・、
熱気、
直射日光、
背中を流れる汗。
冷たい風が出るはずの吹き出し口からは、堂々たる常温風(笑)。
改めて思ったよね。
「エアコンって、偉大」
って。
それともう一つ。
「・・・そういえば、エアコンって、どういう仕組みなん?」
とも思っちゃった。
「え?知らんの?」
うん、そういえば、・・・知らん(笑)
☆
たぶんまっつんスタイルは、ずっと勘違いしてたんよね。
エアコンって、機械の中で“冷たさ”を作って、その冷気を部屋へ送り込んでるって。
でも違うらしい(笑)。
エアコンは、冷たさを作る機械というより、
「部屋の中にある熱を、外へ運び出す機械」
なんやって。
「え!?そうなん!?」
マジで知らんかった。
ウソみたいなホントの話。
これはおもしろい(笑)。
☆
じゃあ、どうやって熱を運ぶのか?
エアコンの中では、「冷媒」と呼ばれる物質が、配管の中をぐるぐる回ってる。
この冷媒が、液体になったり、気体になったりしながら、熱を室内から室外へ運び出す。
ざっくり言えば、四つの工程を繰り返してるらしい。
まず、室内機の中。
冷たくなった冷媒が、部屋の空気から熱を吸い取る。
熱を受け取った冷媒は、液体から気体へ変わっていく。
液体が蒸発するときに周囲から熱を奪う。
夏、肌についた水や汗が蒸発すると、少し涼しく感じる。
あれと似た仕組みなんやね。
で、熱を抱えた冷媒は、室外機へ向かう。
次に登場するのが、コンプレッサー。
気体になった冷媒をギュッと圧縮する。
すると、冷媒は高温・高圧になる。
その熱くなった冷媒が、室外機の熱交換器を通り、ファンの風を受けながら外へ熱を放出。
だから室外機の前って、熱い風が出てるんやね。
あれは、部屋から回収した熱を外へ捨ててるところ。
なんかちょっと感動(笑)。
さらに、熱を吐き出した冷媒は、再び液体へ戻る。
最後に、細い通路や膨張弁を通って一気に圧力を下げられる。
圧力が下がると、冷媒の温度も下がる。
冷たくなった冷媒は、もう一度室内機へ戻り、また部屋の熱を吸い取る。
これを延々と繰り返す。
つまり、
室内で熱を拾う
→ 室外まで運ぶ
→ 外へ捨てる
→ 冷たくなって戻ってくる
ひたすら、この循環。
なんていうか、熱の宅配便?
いや、熱の回収業者?(笑)
とにかくエアコンは、魔法のように冷気を生み出してるんじゃなくて、熱を移動させてる。
それだけ。
いや、その「それだけ」が、とんでもなくすごいわけやけど(笑)。
☆
そして、どうやら冷蔵庫も、基本的には同じ仕組みらしい。
なるほど、そりゃそうか。
冷蔵庫の中の熱を冷媒が吸い取って、背面や側面から部屋の中へ放出する。
だから、冷蔵庫の後ろや横を触ると、少し温かかったりする。
中の熱を、外へ追い出してるんやね。
エアコンは部屋の熱を屋外へ。
冷蔵庫は庫内の熱を部屋へ。
冷やしてるように見えて、実際には熱を別の場所へ移動させてる。
「ブンッ」っていうあの音はコンプレッサーが元気に活動してる音。
これ、初めて知った。
いや、みんな知ってた?(笑)
☆
それにしても思う。
「最初にこれを考えた人、なんなん?」
「天才やん?(笑)」
暑い。
なんとかしたい。
ここまでは分かる。
でもそこから、
「冷たさを作ろう」
じゃなくて、
「熱を別の場所に運んだらえんちゃう?」
って・・・、なる?
いや、ならんやろ、普通(笑)。
もちろん、ある日一人の天才が突然すべてを発明したわけじゃないんやろう。
気体を圧縮するとどうなる?
液体が蒸発するときに何が起きる?
熱はどう移動する?
そういう知識や実験が、何人もの研究者や技術者によって積み重ねられて、今の冷房や冷蔵技術になっていったんやと思う。
いや〜、人類、やっぱすごい。
☆
考えてみれば、人間って、ずっとこうよね。
暑い。
なんとかしたい。
寒い。
なんとかしたい。
暗い。
なんとかしたい。
遠い。
なんとかしたい。
重い。
なんとかしたい。
臭い。
なんとかしたい(笑)。
たぶん文明って、
「困った」と「なんとかしたい」の社交ダンス(?)(笑)。
不便を我慢できんかった。
苦しさを、しゃーないで終わらせんかった。
だから、
火が生まれ、
道具が生まれ、
車が生まれ、
下水道が生まれ、
冷蔵庫が生まれ、
エアコンが生まれた。
人類は、「しゃーない」で終わらせん生物。
☆
俺らは今、暑ければスイッチを押す。
「ピッ」
数分後。
「はぁ〜、涼し」
終わり(笑)。
でもその裏では、
冷媒が姿を変え、
コンプレッサーが圧縮し、
室内機が熱を拾い、
室外機が外へ捨て、
モーターやファンが黙々と働いてる。
さらに、その機械を設計した人がおり、
部品を作った人がおり、
工場で組み立てた人がおり、
運んだ人がおり、
取り付けた人がおる。
もっと昔には、
「どうしたら熱を移動させられる?」
って、延々考え続けた人たちがおった。
そして忘れちゃいけない、電気の存在。
その膨大な人間の知恵と仕事の上で、俺らは涼しい顔をして、
「設定温度、もう一度下げよかな」
とか言ってる(笑)。
いやいや、普通に狂っとる。
豊か過ぎ(笑)。
☆
便利なものって、使えてる間は存在を忘れる。
水道もそう。
電気もそう。
冷蔵庫もそう。
エアコンもそう。
でも壊れた瞬間、急にその偉大さが分かる。
当たり前って、“当たり前になったことが奇跡”なんやろね。
☆
欲って時々、悪いものとして語られがち。
もっと欲しい。
ラクしたい。
快適に暮らしたい。
でも、その欲が人間を動かしてきた面が確実にある。
暑いのはイヤ。
食べ物を腐らせたくない。
冬でも夏でも、安全快適に暮らしたい。
そういう切実な“生”への欲望が、工夫を生み、技術を生み、文明を前へ進めた。
まっつんスタイルで言うなら、これがまさに“エロ”。
生命が、
「もっと快適に生きたい!」
って動いた結果やからね(笑)。
☆
で、禅。
禅って、便利を全部捨てることじゃない。
エアコンを切って、汗だくで耐えることが悟りでもないからね(笑)。
便利なものは、ありがたく使えばいい。
ただ、ときどき、
「これ、どうなってるんやろ?」
って立ち止まる。
そして、その奥にある知恵や労力を想像してみる。
そうすると、ただの機械やったもんが、なんとも愛おしく見えてくる。
当たり前やった日常が、急に人間讃歌になる。
苦行よりも、人類へのリスペクト(笑)。
☆
軽トラのエアコンが壊れた。
めちゃくちゃ暑い。
でも、そのおかげで初めて、エアコンが「熱の引っ越し屋さん」やったことを知った(笑)。
で、改めて思った。
人間って、やっぱすごい。
「暑い」
その一言から始まった不満を、何世代もかけて、スイッチ一つの涼しさにまで変えてしまった。
人類は、
「しゃーない」
で終わらせんかった。
その執念と知恵のおかげで、今日も俺らは涼しい部屋で暮らせてる。
まぁ今のまっつんスタイルは、壊れた軽トラの中で汗だくやけどさ(笑)☆


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