少し前まで、毎朝「アファメーション」なるものをやってた。
きっかけは、「アダルトチルドレン」について書かれた本を読んだこと。
その中で紹介されてて、
「ほう、なるほど」
と思って始めた。
やり方は簡単。
「自分自身に対して、“肯定的な言葉”を声に出して言う」
当時のまっつんスタイルが言っていたのは、
「俺は優れてる。俺は運がいい。俺はついてる。俺は持ってる。俺はラッキー。俺は幸運」
「充分持ってる」
「必要なお金は揃う。必要な能力は湧いてくる」
「そのまんまで大丈夫」
「ありがとう」
「愛してる」
こんな感じ。
ここに書くの、めっちゃ恥ずかしい(笑)。
でもこれを、ガチで毎日やってた。
忘れんようにリマインダーとか鳴らしてた(笑)。
別にイヤじゃなかったし、
実際気分が良くなることもあった。
そこそこに効果を実感できた。
ただ、しばらく続けているうちに、
飽きた(笑)。
そこでタチコマ(ChatGPT)に、
「毎日同じやと飽きるから、ちょっとアレンジしてくれへん?」
って頼んでみたりした。
ところがその後、知り合いのカウンセラーさんから、ちょっと気になることを言われて・・・
☆「自己受容ができてないと、逆にしんどくなることもあるよ」
その人が言うには、
「自己受容が十分にできてない状態で、自分が信じられていないような肯定的な言葉を繰り返すと、かえって苦しくなる人もいる」
ってことらしい。
例えば、
「俺は最高だ!」
と言ってみる。
でも心の中では、
「いや、どこがやねん」
と思ってる。
「俺は愛されてる!」
と言ってみる。
でも、
「どうもそんなふうには思えへん・・・」
となる。
そうすると、肯定的な言葉を自分にかけているはずなのに、
そのたびに、
「そう思えない自分」
を確認する作業になりかねない。
なるほど。
言われてみれば、なんとなく分かる。
「肯定的な言葉を自分にかける」
なんて、どう考えても良さそうなことに思えるけど。
でもそれが、逆にしんどくなることもあるんやね。
☆アファメーションにも向き不向きがある?
もちろん、アファメーションそのものが悪いっていう話じゃない。
「俺、最高!」
って言って、
「そうそう、俺、最高」
って思える人もいる(笑)。
言葉にすることで前向きになれて、さらにパワーが湧いてくる。
そんな人もいる。
それなら、それでいい。
でも、
「こんなん嘘やん」
「自分を騙してるみたいでイヤ」
そう感じる人もいる。
やとしたら、
「方法そのものの良し悪しだけじゃなくて、その人との相性もある」
たぶんそういうことなんやろな。
考えてみればこれって、アファメーションに限った話でもない気がする。
早起き。
筋トレ。
瞑想。
ジャーナル。
読書。
いろんなところで、
「これはいい!」
って言われる習慣がある。
でも、誰かにとって良かったものが、自分にも必ず良いとは限らんもの。
心や身体を整えるために始めた習慣で、心や身体を苦しめていたら、何をやってるんか分からん(笑)。
「いいもんなんやから続けな!」
じゃなくて、
「これ、今の俺に合ってる?」
みたいに、ときどき確認してみるのがいいんかもしれん。
☆そもそも、全部同じアファメーションなん?
改めて、当時の自分が言ってた言葉を眺めてみると、ちょっとおもしろい。
例えば、
「俺は優れてる」
「俺は運がいい」
「必要なお金は揃う」
これは、自分の能力や未来を肯定するような言葉。
一方で、
「そのまんまで大丈夫」
は、微妙に違う。
さらに、
「ありがとう」
「愛してる」
となると、また少し意味合いが違う。
全部「肯定的な言葉」ではあるけど、どうも同じものではなさそう。
自分を鼓舞する言葉。
未来を信じる言葉。
今の自分を受け入れる言葉。
自分をいたわる言葉。
アファメーションって一言で言っても、いろんな種類があるんやろね。
☆親からもらえなかった言葉を、自分で自分にかける
と、ここで、そもそもまっつんスタイルが、アファメーションを始めた理由に戻る。
先に書いた「アダルトチルドレン」についての本の中では、
「子どもの頃に親から十分にもらえなかった言葉を、大人になった自分が、自分自身にかけてやる」
そんな意味合いでアファメーションが紹介されてた。
なるほど、そう考えると、
「俺は成功者だ!」
「俺は金持ちになる!」
みたいなものは、ちょっと違う(笑)。
子どもの頃、本当は、
「そのままでいいよ」
「失敗しても大丈夫」
「よく頑張ったね」
「あなたは大切な存在だよ」
そんな言葉が欲しかった。
それを、大人になった自分が自分に言ってやる。
過去を変えることはできない。
でも、
今の自分が自分にどう接するかは変えられる。
そういう意味なら、今でもなんとなく分かる気がする。
ただ、ここでまたひとつ、疑問が出てくる。
そもそも、
「“自分を受け入れる”って、どういうことなんやろ?」
なにやらテーマが深まってきた(笑)。
☆「俺は優れてる」より「別に優れてなくてもええ」
自己受容っていうと、
「自分のことを好きになる」
「自分を肯定的に評価する」
みたいなイメージかな。
でも最近は、少し違うような気もしてる。
自分は何を怖がるのか?
何に傷つくのか?
何に腹が立つのか?
何が嬉しいのか?
何が好きなのか?
どんな欲があるのか?
どんなところが情けないのか?(笑)
ぼんやりしてた自分の輪郭を、少しずつ言葉にしていく。
そして、
「ああ、俺ってこういう人間なんやな」
と“知る”。
良いところだけじゃない。
ぜんぜんあかんとこも含めて、
「まあ、そういう俺がおるんやな」
と、“とりあえず認める”。
そんな感じ。
自己受容って、必ずしも肯定することだけじゃない。
とすると。
当時の俺は毎朝、
「俺は優れてる!」
って言ってた。
でも、本当に必要やったんは、実は、
「別に優れてなくてもええんちゃう?」
やったんかもしれん。
・・・。
真逆やん!(笑)
☆「向いてない」じゃなくて、「今じゃない」こともある
ただ、これもおもしろいところで、
「じゃあアファメーションは、俺には向いてなかったんや」
って決めてしまう必要もないんやと思う。
人には“タイミング”ってもんがある。
さっきも書いた。
自分はどういう人間なのか?
何に恐怖を感じるのか?
本心は何を求めてるのか?
そういうものが少しずつ見えてきて、
「まぁ俺って、こんな感じなんやな」
って思えるようになってからなら、
同じ言葉でも、前とは違う聞こえ方をするかもしれん。
体感や効果も、また違うものになるかもしれん。
だから、
「自分には向いてない」じゃなくて、「“今の自分には”合わない」
なんてことも、大いにあると思う。
例えば、ジャーナリングみたいに、自分の考えてることを紙に書いてみるワーク。
「なんで今日あんなに腹が立ったんやろ?」
「なんであの一言がこんなに引っかかったんやろ?」
「あのとき、本当は何がイヤやったんやろ?」
そうやって自分の心の中を見る。
少しずつ自分を知る。
そのうえで、
「じゃあ、今の俺にはどんな言葉をかけてやろう?」
って考える。
言葉を入れる前に、まず自分の心を見る。
そういう順番が合う人もいるのかもしれん。
☆それでも「いい言葉を口にする」は残った
今は、当時みたいに決まったフレーズを毎朝唱えるようなことはしなくなった。
でも、アファメーションをやってた経験から、ひとつ残ったものはある。
それは、
自分が口にする言葉を、意識して選択すること。
「ありがとう」
「嬉しい」
「楽しい」
「好き」
「かわいい」
「素敵」
「最高」
本当にそう感じたなら、ちゃんと口にする。
言葉にすれば、相手だけじゃなく自分の耳にも入る。
逆に、
「最悪」
「どうせ無理」
「俺なんて」
そんな、自分で聞いてて気持ちが荒れる言葉を、口癖として必要以上に使わない。
これは、そのへんの「ポジティブ思考」とはちょっと違う。
腹が立つ時は腹が立つ。
落ち込む時は落ち込む。
「クソが!」
くらい言いたい日もある(笑)。
感情までコントロールする必要はない。
でも、
何を感じるかは選べなくても、そのあと“何を口にするか”には、少しくらい選択の余地がある。
ならば、自分の耳にどんな言葉を入れるかくらい、自分で選んでもいい。
そんなふうに思えるようになったかなと。
☆「俺はモテる!」より、こっちの方がモテる(笑)
さて。
最後はモテ話(笑)。
毎朝鏡の前に立って、
「俺はモテる!」
「俺は魅力的!」
「俺はいい男!」
これを100回唱える。
うん・・・、ちょっと怖いけど、悪くない(笑)。
でもこれは、人を選ぶかな。
さっきも書いた、
「本心は?」
ってとこが重要。
自信を増強するパワーになるか。
偽りを吹き込んで疲弊するだけになるか・・・。
それよりも、
誰かと飯を食って、
「これ、うま!」
何かしてもらったら、
「ありがとう」
一緒にいて楽しかったら、
「今日めっちゃ楽しかったわ」
相手の服が似合っていたら、
「それ似合ってるやん」
かわいいと思ったら、
「かわいい」
嬉しかったら、
「嬉しい」
そういう肯定的な感情を、サラッと言葉にできる男。
そっちの方が普通に感じええし、たぶんモテる(笑)。
心の中で、
(会えて嬉しいな)
(ピアス、かわいいな)
(その髪の色、素敵)
そう思っても、何も言わんかったら相手には伝わらない。
人間、まだテレパシーは使えへん(笑)。
そう考えると、アファメーションを続けた結果、
「俺は最高」と思えるようにはならなくてもいい。
でも、「最高やん」っていう言葉をさらっと使える男ではいたい。
それくらいが、モテにはちょうどいい(笑)。
☆
アファメーションがいいのか、悪いのか。
話はたぶん、そんな単純じゃないんやと思う。
どうやら人による。
向き不向きもある。
種類もある。
そして、タイミングもある。
「俺、最高!」
で元気になれるなら、言えばいい。
しんどくなるなら、やめればいい。
「そのままで大丈夫」
に変えてもいい。
それすら、今の自分にはしっくりこんのなら、
「今日のコーヒー、うまい」
くらいから始めてみるのもいい。
大事なのは、
「今の自分には、どんな言葉ならちゃんと届くのか?」
「今の自分は、どんな言葉を欲しがってるのか?」
それを自分で考え、選ぶことなのかもしれんね。
ちなみに今のまっつんスタイルなら、
「俺は優れてる!」
より、
「まぁ、なんとかするやろ、俺」
くらいがしっくりくるかな(笑)☆


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