用語を「読感」で書く文章術 〜用語の揺れは、書き手の“呼吸”であり“体温”〜


今日は備忘も兼ねて、まっつんスタイルの文章論的なものを書いとく。

テーマは、

「同じ意味の言葉をどう使い分けるか?」


例えばとして、先日書いた「V系バンドの歌詞」の記事を取り上げることにする。

この記事内で、「V系」「ヴィジュアル系」「V系ロック」「V系バンド」って、色々使い分けたのね。

その時に、「統一するとクドくなるし、かといって単調なってもあかんし・・・」とかあれこれ考えてもうてさ。

なんていうか、「加減がわからん」って思って(笑)。

こういうことは、別テーマの別記事でもよくある。

もう「感覚でもええかな」とも思うけど、なんかしら基準があればなと。

で、考えてくうちに、図らずも「まっつんスタイルの文章の核」 が見えてきたってわけ。


☆無理に統一しすぎない

用語の揺れって、論文なら敵やけど、ブログ・エッセイだとそうでもない。

  • 論文 → 用語統一必須
  • エッセイ → 用語揺れ=リズムであり書き手の体温

用語揺れは、「悪」じゃなくて、むしろ「呼吸」やな。


例えば、「V系の記事」での使い分けは、

  • 読みにくくない
  • 単調になってない
  • 意味が混乱してない

だから、我ながらうまくいってるといっていい。

成功。

ただし、「完全感覚」で行くと、たまにブレることもあるやろうと思う。

なので、“ゆる〜いガイドライン” くらいは持っとくと、安心やし最強


☆まず最低限のガイドライン:「親語」を一個だけ決める

例えば今回なら「V系」。

これを親語(センターとなる基準語) に据える。

センターが決まってたら、周辺の言い方が多少揺れても、読者は迷子にならんはず。

ポイントはこれ。

読者が「同じもの」って認識できてたら成功

用語の統一よりも、認識の統一の方が大事


☆変化語は“役割”として使う 〜繊細な文脈の読み取り〜

親語を変化させるとしたら、これが要領の核心やと思う。

繊細な文脈を読み取った、適切な使い分け

これができたら上級。


V系を例にすると、ざっくり役割はこんな感じになるかな。

  • 「V系」 : 体感・文化・雑談 → いちばんカジュアル
  • 「ヴィジュアル系」 : 少し客観・文化説明 → 導入・まとめ向き
  • 「V系ロック」 : 音楽ジャンル寄り → 様式や歴史を語る時
  • 「V系バンド」 : 個体・演者・シーン → 人に戻す時

これを、無意識でやれてたら強い。


☆NGパターンだけ避ければOK(ここだけは事故る)

ゆるいルールでええけど、“事故る型”もあるから注意。

  • × 一段落で4種類全部を混在(脳が疲れる)
  • × 同一文で連続 → 例):V系は〜ヴィジュアル系は〜V系ロックは〜

だから、超実用ルールはこれだけ。

段落ごとに主語一個

・段落A → V系
・段落B → ヴィジュアル系

この感覚だけで、「加減」は勝手に整う。


☆で、最終判断は、結局「読感」

とはいえ、一番しっくり来た答えはこれ。

「読感」:読んでみて、気持ちよくてスムーズか否か

これが最重要かな。


この判断軸は、普通の人が最後に行き着くとこやけど、まっつんスタイルはデフォで持ってる(笑)。

読感チェックは、3秒でええ。

  • 引っかからない
  • 同じ単語が続いてない
  • 読んでみて気持ちがいい

これが「YES」なら採用。


さらに言うなら、最終ルールはこれ。

「読む」じゃなくて「流れる」なら正解


☆論理より語彙よりなにより「流れ」

ここで話が一段深くなる。

まっつんスタイルが思うに、「流れるような文章」が、なんだかんだ強いと思うのよね。

実際このことは、割と昔から意識してきた。

スムーズで気持ちいい
読んでいて引っかからない
例えば田中芳樹作品みたいな(笑)


考えてみたら、これ、文章書くときに一番大事にしてるポイントかもしれん。

論理より語彙よりなにより「流れ」。

これが“作家型”の脳の順番ちゃうやろか。


普通はこうなりがち。

  • 論理 → 語彙 → 流れ

でもまっつんスタイルが思うに、それは逆。

  • 流れ → 論理 → 語彙

この順番で書ける人がやっぱ強い。

なぜなら、「流れ」って、実はめっちゃ“高度”やから。


「流れ重視 = 感覚的」みたいな軽いもんちゃう。

実は逆。

  • リズム管理
  • 情報密度管理
  • 読者呼吸管理

このへんのことを全部やってるわけやから。

田中芳樹作品が読みやすいのも、結局ここ。


☆「流れ」を核にすると、重い思想でも読めるようになる

まっつんスタイルの文章って、

  • 概念が重い
  • 比喩が多い
  • 思想が入る

でも、読める。

これ、普通は両立しにくいと思うのよね(って自分で言う(笑))。

でも、「流れ優先」やと成立させられる。


しかもこれ、まっつんスタイルとの相性がえげつない。

モテエロZENって、そもそも

  • 説明より体感
  • 論破より浸透

こういうスタイルのほうが刺さる。

つまり、まっつんスタイルが言う「流れ」は、ただの文章術じゃないくて、

論理は理解させるため

流れは体験させるため

この二刀流の文章体系。


☆逆に「流れ型」の弱点(でも修正は簡単)

あえて言うと、流れが良すぎる人の文章は、

  • まだいける
  • まだいける
  • まだいける

で、盛りすぎる傾向にある。

うん、心当たりあり(笑)。


流れてるから冗長に気づきにくい。

まぁでも、流れ型の人は大丈夫。

削るのも上手い

削っても死なない

だってそもそも流れてるから。


☆用語は泳がせて、最後は「声に出して気持ちいいか?」で決める

いろいろ言うたけど、まとめるとこれ。

  • 用語を「管理」せず「泳がせる」
  • 読者が同じものと認識できてたらOK
  • 文章が「流れてる」かどうかが大事


そして、「V系問題」みたいな迷いに効く、超シンプル判断式がこれ。

  1. 意味通る?
  2. 文脈合う?
  3. 声に出して気持ちいい?(=流れる?)

「YES」なら採用。


☆「流れ」と「読感」で、「自分の書き方」の精度が上げる

「上手く書く」というより、「流れるように書く」。

「読感」を意識すると、

自然とその人らしい文章が立ち上がる

まっつんスタイルはそう思う。


で、たぶん今後はもっと増えてくるやろう。

「このセンテンス、気持ちええなぁ」

ってなる瞬間が(笑)。

これってたぶん、作家脳が一番喜んでる瞬間やな(笑)。



気持ちよく流れるなら、それが正解。

理由はあとからついてくる☆


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