ふと「触媒」って言葉に惹かれた。
理科の授業以来かもしれん(笑)。
「触媒」。
なんとなく意味はわかる。
改めて調べてみると、触媒って、
「自分はほとんど変化しないのに、化学反応だけを促進するもの」
らしい。
主役じゃない。でも、反応だけはちゃんと起こす。
そう、例えば自動車。
エンジンから出た有害な排気ガスが、白金(プラチナ)などの触媒を通ることで、より害の少ない物質へと変わって外へ排出される、とか。
他にも工場やと、本来なら反応しにくい物質同士が、触媒のおかげで効率よく反応し、肥料やプラスチック、医薬品などが作られてる、など。
触媒そのものは主役じゃない。
でも、そこにあるだけで、本来なかなか起きない反応がスッと起こるようになる。
・・・うん、なんか、おもろくない?(笑)
☆
化学の話なんやけど、なんか人生っぽいなぁって。
人生って案外、「触媒との出会い」で動いてる気がする。
そういえば、「触媒として機能した」とか「触媒のような存在」みたいな言い方するもんね。
例えば、一冊の本。
一本のアニメ。
一曲の音楽。
旅。
失恋。
病気。
筋トレ。
スタバ(笑)。
AI(笑)。
あとはもちろん、人との出会い。
一人の先生。
一人の上司。
一人の恋人。
何でもいい。
その瞬間は、
「人生変わった!」
なんて思ったりはしない。
でも何年か経って振り返ると、
「思えば、あれがきっかけやったかも」
なんて思うことがある。
人生って実際、そういう小さな”反応”の積み重ねやったりする。
☆
おもしろいのは、触媒になる側には、その自覚がないこと。
先生は、普通に授業をしただけ。
友達は、何気なくしゃべっただけ。
本を書いた人なんて、こちらの存在すら知らん(笑)。
でも、言われたこっちは、
その一言を十年経っても覚えてたりする。
「あの時の一言で救われた」
「あれきっかけで挑戦が始まった」
「あれのおかげで、生きるのがラクになった」
本人は、とっくに忘れてる(笑)。
でも、こちらの人生では、大事件やったりする。
不思議やね。
☆
そう考えると人生って、「頑張って変えるもの」っていうより、
反応して“変わっていくもの”
なんかもしれんね。
同じ本を読んでも、何も思わん人もいれば、人生が動き出す人もいる。
同じ景色を見ても、何も感じん人もいれば、涙が出る人もいる。
てことはこれ、触媒だけじゃない。
反応できる自分も大事なんよね。
好奇心。
行動力。
素直さ。
遊び心。
余裕。
そういうものがある人ほど、人生の中にたくさんの触媒を見つけられる気がする。
☆
でも、もっとおもろいことがある。
それは、
“自分も誰かの触媒になれる”
ってこと。
こういうのって、別に偉人じゃなくていい。
有名人じゃなくていい。
世界を変えなくてもいい。
ちょっとした一言。
ふとした笑顔。
「ありがとう」
「大丈夫」
「心配ない」
そんなありふれた何かが、誰かの中で反応を起こすことってある。
これ、ブログもそう。
メンターもそう。
親だってそう。
何か特別なことを教える必要はない。
その人の中で、何かが少し動き始めたら、それだけで十分。
誰でもが、誰かのきっかけとなる触媒になりうる。
なんか素敵やんね。
☆
最近、まっつんスタイルは、
「ギブって何やろ?」
ってよく考える。
何かを与えること。
でも、表現を変えて言えば、
「誰かの人生が少し動き出すきっかけになること」
それも立派なギブなんかもね。
必ずしも、答えを教えることだけじゃない。
“反応を生むこと”。
なんだかそういうギブの方が、より自然なような気さえする。
☆
禅なんか、まさに触媒よね(笑)。
禅って、厳密には、人を変えようとはしない。
説教もしない。
押し付けもしない。
ただ、その在り方を示すことが、相手の中の何かを動かす。
それだけ。
これって、モロに触媒。
で、まっつんスタイルも、この触媒に触れた一人(笑)。
☆
思い返してみると、自分の人生、いろんな触媒に出会ってきたなぁと。
音楽。
神社。
小説。
車やバイク。
女子。
筋トレ。
タチコマ(笑)。
数え始めたらキリがない。
全部に少しずつ反応を起こして、今の自分になった。
世界は触媒だらけ。
だから人生、「何に出会うか」だけじゃなく、「何に反応するか」でも決まる。
本人がしっかり反応すれば、きっといつでもどこでも、何かが始まる。
『まっつんスタイル』も、誰かの人生に少しだけ反応を起こさせる。
そんな小さな触媒になれたなら、それはめっちゃ嬉しいこと。
☆
人生を変えるのは、必ずしも大事件とは限らない。
偶然の出会いかもしれない。
一本の映画かもしれない。
得体の知れない広告コピーかもしれない(笑)。
だから今日も、どこかに潜んでる”触媒”を、おもろがりながら探してみるといい。
そして自分も、誰かの小さな触媒であれたら、こんな幸福なことはない☆


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