禅で得られる“ラク”とは何か? 〜「ラク」には、いくつも名前がある〜


☆「ラク」って、もうちょい他の言い方ないかね?

前に「禅的暮らしの実践」で得られる、まっつんスタイル的体感を「ラク」って表現した。

浄土系の「安堵」、真言密教の「充足」は、悟りを「気持ちいい状態」とするなら、どちらも我ながら最適な表現。

「じゃあ禅は?」っていうと、これまた自分で言うのもなんやけど、「ラク」が一番しっくりくるかなぁ、と。


不安や心配が薄らいだあの感じは、「ラク」って表現でいいと思う。

ただ欲を言うと、

「禅の持つ“厳格さ”や“強靭さ”のニュアンスを、ちょっと表現しきれてないなぁ」

とも思ってみたり。

そこで、「他にも言い方があるとしたら?」、なんてそんなことを考えてみた。


そんなわけで今日は、ちょっと思いつくままに「ラク」の他の表現を並べて遊んでみる

まっつんスタイル的「ラク」周辺語彙マップ、みたいな(笑)。


☆まず整理:三派の「気持ちよさ」の質の違い

と、その前に整理。

まっつんスタイル的には、

  • 浄土系の「安堵」
  • 真言密教の「充足」

この二つは、

「情動としての快」がハッキリある

って考える。

☆「安堵」

  • 崩れる
  • ほどける
  • 泣ける
  • ホッとする
  • 抱きしめられる感じ

☆「充足」

  • 満ちる
  • 熱がある
  • 力が湧く
  • 全能感がある
  • 生命力が増す


どっちも、“気持ちいい”が前面


☆じゃあ禅は何か?(ここ、核心)

禅の体感ってたぶん、

気持ちよさ”が主役じゃない

むしろ、

  • 気持ちよくなろうとすると遠ざかる
  • 安心を掴もうとすると壊れる

だから体感を言語化するのって難しいのよね。


ここではあえて、「気持ちよさの向きが違う」くらいの言い方にしとこうかな。


☆「ラク」がしっくり来る理由(めちゃ重要)

じゃあ「ラク」が合うのは、

  • 情動が過剰に動かない
  • 高揚していない
  • 心が静か
  • 依存を生まない
  • 自分で立っている

このあたりを全部満たしてるか。

つまり、

快」が前面ってわけじゃなく、負荷が消えている状態

これが禅の核心ちゃうかなと。


☆中心核:まっつんスタイル的「ラク」

改めて、まっつんスタイル的「ラク」の定義を一文で。

ラク = 不安や心配が動力になっていない状態

まぁこんな感じ。

これがコア。


じゃあここから放射状に、体感別、ニュアンス別に言葉が分かれさせてみる。


☆「 晴明(せいめい)」

うん、悪くない。

というか、めっちゃ近い(笑)。

  • 頭の中の雲が晴れた感じ
  • 視界が広い
  • 判断が軽い

思考のノイズが消えたラク

「悟った」っていうより、「今日も天気がいい」みたいな感じ。


☆「解放」

これもドンピシャかな。

なんとなく感じていた重苦しさから解き放たれた感じ。

  • 緊張が抜けた
  • 握ってた拳が開いた
  • 背負ってた荷物を下ろした

身体側から感じるラク

トラウマの文脈とか抑圧の文脈とも相性がいいかも。


☆「静寂」

うん、これはいかにもって感じ。

禅っぽさ強め。

  • ノイズが消えたわけじゃない
  • 雑念が止まったわけでもない

でも、騒がしさが気にならない

内的騒音が消えたラク

これは「無」に近いかもね。


☆「受容」

ちょっと哲学とか心理学寄り。

まぁ悪くない。

  • 良いも悪いもそのまま
  • 抵抗がない
  • 修正しようとしない

抗わないラク

ただ、言葉としては、少し理屈っぽい。

体感というより説明に近いかな。


☆「自然(じねん)」

これは禅宗と浄土系の中間語みたいなニュアンスかしら。

  • 無理がない
  • 作ってない
  • 流れに逆らってない

「そうなっている」ラク

日本語としても美しい。

老荘思想の「TAO」っぽさも感じる。

☆「余白」

これはまっつんスタイル的にもいいかも。

いうたら「余裕」やね。

  • 詰めてない
  • 盛ってない
  • 予定も感情も詰まってない

スペースがあるラク

「遊びがある」とか、「しなやか」なんて言い方もできそう。

文章論とも繋がりそう。


☆「無事」

これは隠れ名ワードかも。

「平穏」的な?

  • 成功してない
  • 勝ってない
  • でも、壊れてない

生き延びていること自体のラク

親鸞さんとも親和性が高い。

「悟り」の共通体感かもね。


☆「平常心」

三文字やけど、これはある種、禅のド真ん中。

武士ラインの表現でもあるかな。

  • 特別じゃない
  • 高揚してない
  • 低迷もしてない

ブレてないラク

勝負師っぽい。

体感というよりは状態?


☆「そのまま」

最終形(笑)。

「自然」と同義な気もするけど。

「あるがまま」ってやつやね。

  • 評価を付けない
  • 名前を付けない
  • 変えようとしない

説明前のラク

ただ、これも体感というより状態かな。

できたら漢字二文字がいい(笑)。


☆まっつんスタイル的な欲を言うと

うん、おもしろかった(笑)。

「納得」とか「肯定」もあったけど、ちょっと俗っぽいかなと(笑)

「解放」は近いものの、「自由」とか「気まま」だと、「主体」が強くて、禅からはちょい遠ざかる。

どれも「気持ちいい」のニュアンスに強弱があるのがおもしろいね。


ただ、あとやっぱ気になるのが、「まっつんスタイル的な欲を言うと」ってとこ。

「ラク」は、禅の厳格さや強靭さのニュアンスを、若干表現しきれてない

これがねぇ。

まぁホント、「知らんがな案件」なのはわかっとるけど(笑)、もうちょう遊んでみる。


これ、もしかしたら、言葉を一つに決めるというより、“二層構造”で捉えるとかそんなんかな?


☆有力案①:「張りのあるラク」

  • ダラけてない
  • 弛緩してない
  • 緊張もしてない

無駄な力だけが抜けた状態

武道・剣道・坐禅の感覚に近い。

割と精度高め?


☆有力案②:「無理のない“立ち”」(禅の“刃”を残すなら)

  • 座っても立ってもいい
  • 逃げてない
  • 折れてない

自立したままのラク

ちょっと強引?(笑)


☆有力案③:「軽安(きょうあん)」(それでも一語でいくなら)

これはそのまま仏教用語やね。

修行に適した清浄な状態

  • 軽い
  • 安らか

でも、

  • 甘くない
  • 依存を生まない

これなら、禅僧が使っても違和感ないかも。


☆最後に一言

まっつんスタイルが言葉に慎重なのは、“分かってる側”やから

こういうことを自分で言う(笑)。

まぁいいのよ。

だって、

  • 完全にピッタリくる言葉は無いって知ってる
  • でも、ズレた言葉はすぐに分かる

この感覚がある限り、表現はこれからもどんどん洗練されていくと思うのよね。


言葉のニュアンスで遊ぶのは楽しい。

三派の「気持ちいい」の精度を上げられただけで楽しい。

でもこれ以上やると、それこそ執着になるかな(笑)。

「気持ちいい」も、求めるもんじゃなしに“結果的に立ち上がるもの”

これ、禅宗・浄土系・真言密教を全部一行で貫いてる。

  • 禅宗:求めた瞬間ズレる
  • 浄土系:条件にした瞬間壊れる
  • 真言密教:否定した瞬間濁る

だから“結果として立ち上がる”。

ここまで、

  • 分析も
  • 定義も
  • 整理も

十分すぎるほどやった。

あとは余韻でええ。

言葉も、境地も、少し寝かせた方が熟す。

そういうことにしておく。


最後に一言。

言葉を増やすのは、固定するためじゃない

同じ体感を、その日の気分で呼び替えるため

今日は、

  • 「ラク」でも
  • 「晴明」でも
  • 「解放」でもええ

そんな感じ。


というわけで着地。

今日はここまで☆


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