不機嫌な人は、空気に当たっている(笑) 〜職場を支配する感情と、「ご機嫌」の小さな抵抗〜


京都から東京に来て、およそ20年ぶりに組織の一員になった。

まぁ正確には「チームプレーで、サラリーをもらう人」に、またなった(笑)。

そこで最近、改めて感じたのよね。

“人の機嫌”って、めちゃくちゃ伝染する

いや、前から知ってた。

知ってたけど、でも、一人で農業をやってた頃と違って、今は毎日いろんな人と関わる。

すると、ホントにそれがよく分かる。

自分でも嫌になるほど。

まっつんスタイルは、小心、繊細、敏感人間なんでね(笑)。

ご機嫌って、ちゃんと伝染する。

朝から口角が上がってる人。

元気に挨拶してくれる人。

返事が気持ちいい人。

「ありがとう」が自然に出る人。

こういう人が一人いるだけで、不思議と職場の空気が軽くなる。

「今日もええ感じ」

そんな、不安の少ない空気感になる。

だから、ご機嫌には間違いなく伝播力がある。

・・・でも、でも、よ。

ここからがしんどいとこ(笑)。

でも実は、ご機嫌の伝播力は、

不機嫌の伝播力には勝てん(苦笑)

☆

例えば朝、一人、明らかに不機嫌そうなやつがおる。

するとその瞬間、周囲の人の頭の中は、

「え?なに?・・・」

ってなる(笑)。

「怒ってる?」

「何かあった?」

「俺、なんかした?」

「話しかけん方がええな」

「機嫌悪そう・・・」

誰も何かを確認したわけじゃない(笑)。

でも、全員の意識が、そこへ吸い寄せられる。

ご機嫌な人がおっても、

「あぁ、感じいい」

で終わる。

でも、不機嫌な人がおると、職場全体が、その人を中心に回り始める。

そして恐ろしいのが、

ご機嫌な人が、押し負ける(笑)

笑顔も、元気な挨拶も、笑い話も、すべてを受け付けない。

もしかしたら、

「不機嫌な俺を逆撫でするお前が悪い」

くらいに思ってる可能性すらある。

ご機嫌な人をも萎縮させるのが、不機嫌の絶大なるパワー。

なんなんやろね、これ(笑)。

☆

考えてみると、不機嫌って、すごい。

本人は怒鳴ってるわけでも、暴れてるわけでもない。

たぶん、聞いたら、

「別に誰にも当たってへんやん!?」

って、キレ気味で返ってくるかもしれん。

でも実際は違う。

空気に当たっとる(笑)

空気に当たる。

すると、その空気が全員に当たる。

誰かを直接不快にせんくても、職場全体に、

「めんどくさいなぁ・・・」

っていう“負の空気”だけは、しっかりと届いてしまう。

不機嫌の伝播力、最強。

☆

なんでこんなことになるんやろう?

たぶん人間って、危険を察知する能力が異様に高い。

だから、不機嫌な人がおると、

「何か起きるかもしれん・・・」

って、本能的な警戒心が反応するんやと思う。

昔で言えば、

「草むらが揺れた?猛獣がおる?」

みたいな?

常に最悪を想定しながら確認する。

あるいは避ける。

そんな感覚なんかな(笑)。

つまり、

ご機嫌は「安心」。

不機嫌は「警戒」。

警戒の方が、どうしたって優先順位が高い。

だから、ご機嫌よりも不機嫌の方が、伝わるのが速い。

支配力が強い。

ホント嫌になるくらい(笑)。

☆

とはいえ、

「だから不機嫌になるな」

って言うだけではね。

そんな教科書の一節みたいなこと書いてもしゃーない(笑)。

ていうか、そんなん無理な話。

疲れる日もある。

寝不足の日もある。

理不尽なこともある。

腹が立つ日だってある。

人間やもん。

そんな日は当然、誰にだってある。

問題は、

その不機嫌を、誰が処理するか

なんよね。

☆

例えば、自分が不機嫌になる。

すると周りは、

「話しかけん方がええかな・・・」

「後にしよ・・・」

「しゃーない、俺がやっとこう・・・」

「今日は静かにしとこ・・・」

そんなふうに、少しずつ行動を変え始める。

不機嫌な本人は、何も頼んでない。

でも結果として、周りが気を遣い始める。

これって、ある意味、

感情処理のアウトソーシング

じゃね?(笑)

自分の感情なのに、周りが処理し始める。

いやいや、どんな構図?(笑)

☆

じゃあ、ご機嫌は無力なのか?

いや、そんなことはない。

そんなこと、あってはならない(笑)。

むしろ逆。

ご機嫌には、爆発力はない。

一瞬で空気を変えるのも難しい。

でも、持続力がある。

毎日ちゃんと挨拶する。

元気に返事をする。

基本的に笑顔。

「ありがとう」を言う。

困ってる人がおったら、率先して声かけする。

そういう小さなことって、一回では何も変わらん。

でも、毎日積み重なると、職場全体の空気って少しずつ変わっていくもの。

だから、

不機嫌は爆弾

ご機嫌は潤滑油

そんな感じなんやろうね。

☆

まっつんスタイルは、ご機嫌はテクニックであり、財産やと思ってる。

逆に不機嫌は、罪悪であり公害やと思ってる。

不機嫌なやつを見ると、

「なんやねん!?」

が止まらない(笑)。

だから常に、自分は機嫌よくおろうと思う。

そりゃ、イライラする日も、疲れる日もある。

ポンコツ炸裂でげっそりな日もある(笑)。

でもそれを、職場全体にばら撒くのって、どう考えても違う。

「俺の不機嫌を分かれ、お前ら!」

みたいな態度は、大人じゃない。

せめて、自分の機嫌くらいは、自分で面倒みんとね。

☆

人は、不機嫌な人には近寄りたくない。

機嫌のいい人の近くへ行きたくなるもの。

これって、モテに置き換えれば丸分かり。

安心する。

話しかけやすい。

笑いやすい。

「エロ」って言葉で言うなら、

生命がちゃんと“外の世界を活かそう”と動いてる

だから、こちらも気持ちよく反応したくなる。

どんだけイケメンでも、どんだけ美人でも、ずっと不機嫌やと、魅力は半減。

まぁこんなこと、改めて書くまでもないわね(笑)。

☆

ただし、他人の機嫌は、どうにもならんのも事実。

これはZEN的な発想やね。

変えられるのは、自分だけ。

だから、誰かの不機嫌に引っ張られるより、自分のご機嫌を一つ置いて帰るイメージ。

このことを常に意識して、立ち回るといい。

他人の不機嫌を観て、自分のご機嫌の価値を噛み締める。

それくらいのスタンスがちょうどいい。

☆

仕事って、数字を追うことだけじゃなくて、毎日、少しずつ“良い空気を作る”ことでもあるからね。

だから、不機嫌になる日はあってもいい。

でも、その後始末まで、他人にやらせるとか、それはあかん。

不機嫌の伝播力の恐ろしさって、みんな薄々知ってるはず。

だから、自分はその当人になっちゃダメ。

自分のご機嫌取りは、大人のたしなみ。

☆

ご機嫌には伝播力がある

でも、不機嫌のそれには勝てない(笑)

それでも、ご機嫌をやめる理由にはならない。

だからこそ、せめて自分は、職場に一つ、ご機嫌を置いて帰ろう☆