鈴木祐『無(最高の状態)』を再読 〜無我とは「気持ちいい」のことだった〜


また、鈴木祐さんの、『 無(最高の状態)』(2021・クロスメディア・パブリッシング) を読んだ。

さて、何回目やろ?(笑)

おもしろいと思った本を何度も読むのがまっつんスタイル。


で、改めて思った。

これは「名著」。

ただの自己啓発本でも、脳科学本でも、マインドフルネス本でもない。

“現代人のための悟りの実践書”

ちょっと褒めすぎかな(笑)。


決して宗教臭くない。

「悟れ」
「修行しろ」
「煩悩を捨てろ」

みたいな圧はない。

代わりに書かれているのは、

  • 人間の脳はどう暴走するのか
  • なぜ人は苦しみを増幅させるのか
  • どうすれば“最高の状態”に近づけるのか

っていう、極めて科学的で、実践的で、身体的な話。

で、読めば読むほど、

「あれ?これ、まっつんスタイルやん(笑)」

ってなる(笑)。


☆ 二の矢を放つな

本書で特に印象的なのが、仏教でいう「二の矢」の話。


「第一の矢」。

これは、避けられない苦しみのこと。

嫌なことを言われる。

失敗する。

傷つく。

落ち込む。

これはもう、人間である以上どうしようもない。

問題はその後。

「なんで俺ばっかり・・・」

「どうせ俺なんて・・・」

「人生終わりや・・・」

てな感じで、脳が勝手に“物語”を作り始める。

これが「第二の矢」。


人間って実は、出来事そのものより、

“意味づけ”

で苦しんでるんよね。 


これ、お釈迦さまの説かれた世界観そのもの。

で、まっつんスタイルでずっと言ってる、「考えすぎ」「気にしすぎ」の正体。

だから、「無」に近づきたかったら、

「二の矢を放つな」やし、「放ってる自分に気づけ」

って話。


☆ 脳は勝手にストーリーを作る

鈴木さんは、本書の中で、脳が“物語生成マシン”であることを何度も強調してる。


人間は、

自分とは何か?

なぜ苦しいのか?

なにが正しいのか?

みたいなことを、脳内で勝手に、しかもひたすら編集し続けてる。

でもその物語って、実はめっちゃ適当(笑)。

「自分」っていう感覚ですら、脳が後付けで作った編集データにすぎないんよね。

これもまさに、仏教の「空」や、老子の「無為自然」に通じる世界観。

つまり、

俺が“俺”って思ってるものですら、実は相当に曖昧な代物

ってこと。

こだわりすぎる必要なし、ってことやね。


☆ 自我は悪ではない

で、これも、めちゃ大事。

仏教の教えって、「自我を消せ!」みたいに誤解されがち。

これホンマに誤解されがち(笑)。

でも本書は、ここをすごく丁寧に整理してる。


自我は悪で、消すべき対象じゃない。

問題は、

“自我に飲み込まれること”

なんよね。

怒りも、不安も、嫉妬も、勝手に湧く。

これは仕方ない。

止められへん。

でも、

「あぁ、今、怒ってるなぁ」

って観察できた瞬間、人の心って、少しだけ自由になれる。

この感覚がまた、めちゃくちゃ禅的。

まっつんスタイルで言えば、

観察による消失

これは、本書でも書かれてるし、「潔く降伏する」みたいな書かれ方もしてる。

うん、まっつんスタイルは、その姿勢に賛成(笑)。


☆ 無我 = 気持ちいい

仏教思想を語るとき、個人的に、もっと前面に出していいと思うところ。

「無我 = 気持ちいい」

てかこれ、お釈迦さまがそう言ってる(笑)。

無我って、禁欲とか、修行とか、やたらストイックなイメージだけが先行しがち。

でも実際は、

めちゃくちゃ気持ちいい状態

なのよね。


肩の力が抜ける。 

呼吸が深くなる。 

世界との境界が少しゆるむ。 

“ねばならぬ”が消える。 

その瞬間、人はちょっとラクになる。

気持ちいい(笑)。

本書内で鈴木さんは、

「浅い呼吸しかできなかったのが、少しずつ深く息を吸えるようになった」

と書かれてる。

これ、ほんま美しい体感と表現。

悟り(無我)って、超能力でも、聖人化でもなく、

“深く呼吸できるようになること”

なんかもしれんね。


☆ まっつんスタイルとの交差点

じゃあ最後、僭越ながら、まっつんスタイルと繋げてみる(笑)。

例えば、

  • 黄昏を散歩する時間
  • 断食後の静かな感覚
  • コーヒーを淹れる瞬間
  • ピクルスの酸味に触れるひととき
  • 深夜の雑談タイム
  • 音楽に溶ける一瞬

これら全部、まっつんスタイルの、

“深い呼吸を取り戻す儀式”

なんよね。

つまり、

  • 健康
  • 五感
  • モテエロZEN
  • 東洋哲学
  • 美意識

これら全部が、

「無我=気持ちいい」へ向かう導線


「悟りを目指さねば〜!」じゃない(笑)。

まず、

「ちょっとラク」

「ちょっと気持ちいい」

を積み重ねる。

それが、現代人にとっての中道であり、「無」なんやと、まっつんスタイルは思う。 


☆ 「悟り」とは、深い呼吸のこと

『無(最高の状態)』が教えてくれるのは、「苦しみを消す方法」じゃなくて、

苦しみとの付き合い方を変える方法


不安は消えない。

怒りも消えない。

それでも自己は、否応なく立ち上がる。

でも、

“それに飲み込まれることなく、深く呼吸できる”

ようにはなれる。

それが、鈴木さんの言う「最高の状態」であり、まっつんスタイルがずっと追い求めてる、

“穏やかで、自由で、気持ちのいい生き方”

なんやと思う。

『無(最高の状態)』は、現代人のための「深呼吸の教科書」。

たぶんこのネタ、別の記事でもまた書くと思う(笑)。

というわけで、気になる方は是非、ご一読あれ☆


コメント

コメントする