“意味づけ”は心と体を重くする 〜“執着”という呪いを解く方法〜


☆「意味を手放す」とは?

人間って常に“意味の中”で生きるのよね

意味を「執着」と言い換えてもいい。

  • この努力って報われる?
  • この行動ってなんのため?
  • この考え方っておかしない?
  • この人間関係って価値あんの?
  • この失敗ってなんの意味がある?

意味を探し、意味を測り、そして意味で自分を縛る・・・。

すると人生はどうなるか?

ひたすら重く、窮屈で、息苦しくなる・・・。


じゃあ逆に、「意味を手放す」とどうなる?

世界が軽くなる。
自分も軽くなる。
ついでに動き出しも軽くなる。

これ、禅でいう“空”、老荘でいう“無為自然”。

まっつんスタイルでいう・・・、“調”?(笑)

すべてはこの一点に収束する。


☆「意味」は脳が作った“虚構”

まず大前提。

自然界に意味は存在しない”

すべては、脳が勝手にこしらえた“後付けの物語”にすぎないということ。

  • 「成功とはこうあるべき」
  • 「正しい人生とはこう」
  • 「この仕事には価値がある/ない」
  • 「これは無駄」
  • 「これは恥」
  • 「これは無能の証」・・・

実はこれ、すべて“虚構”なのよ。

逆にリアルに存在するのは“現象そのもの”だけ

これが真実。


龍樹の「空」、
白隠の「無念無想」、
親鸞の「善悪の彼岸」。

言ってみたら、意味のすべては、人間が勝手に書き込んだ字幕(テロップ)みたいなもん。


☆意味があると、人は苦しくなる

じゃあ“意味付け”が強すぎるとどうなるか?

  • 何をやっても続かない = 意志が弱い
  • うまくいかない = 人生の失敗(うまくいかないがそもそも“意味づけ”)
  • 人より劣っている? = 自分には価値がない
  • 誰からも評価されない = 生きることの意味が揺らぐ
  • 恋人がいない = 男としての魅力がない(笑)

こんなよく分からん「意味地獄」を自作してしまうことになる。

本来の苦(一次苦)ではなく、意味付けによる苦(二次苦)が人生をしんどくする。

大事なことなんでもう一回(笑)。

本来の苦(一次苦)ではなく、意味付けによる苦(二次苦)が人生をしんどくする


現象自体に“苦”はない。

苦を“増幅”してるのは、後から人間がつけた“意味”。

つまり、意味こそ“苦の正体”。

この事実、単に知っておくだけでも、生きるのが随分とラクになる。


☆意味を捨てると、五感が立ち上がる

じゃあ次。

意味が消えると何が残るのか?

五感や。

  • 光の形
  • 温度
  • 呼吸
  • 肌に触れる風
  • 食べ物の香り
  • まっつんスタイルなら文章を書く指の動き

意味というノイズが消えると、“ただ存在している世界”と直に出会う。

これこそ禅の言う、「色即是空・空即是色」 の世界。


「意味を捨てる = 世界が鮮明に立ち上がる」という、一見矛盾したような真理がここにある。


☆意味を手放すと、物事は動き出す(無為自然)

意味を持ちすぎると、人は動けなくなる。

よく言われる「やらない言い訳を探しだす」状態(笑)。

「準備は?」
「結果は?」
「完璧にせな」
「失敗できひん」
「なんの意味があんの?」・・・

これ全部、行動へのブレーキ

「やっぱやめとこ・・・」ってなるやつ。

逆に意味を捨てると、

  • 寝たいから寝る
  • 働きたいから働く
  • 食べたいから食べる
  • 会いたいから会いに行く
  • ブログを書きたいから書く

という “自然な動き”が回復する。

これは、老子の「道」(TAO)。

無為自然 = 自然に任せて自然と動く」という境地。

実はこの状態こそ、何事かを継続する時のもっとも大事な“エネルギーの源”でもある。


☆意味を手放すと、人はエロくなる(エロモテZEN)

ここでまっつんスタイルの真骨頂(笑)。

意味を手放した人は、めちゃくちゃ魅力的になる。

理由はシンプル。

  • 表情が柔らかくなる
  • 目の奥に静けさが漂う
  • 感情の流れが自然になる
  • 自意識が薄い
  • 動きに無駄な力みがない
  • 五感が開いてる

これ、女子からしたら、「あれ、この人なんか色気ある?・・・」ってなるやつ。

意味だらけの男は硬い。

意味を捨てた男は柔らかい。

そして、柔らかい男はエロい。

「エロい = 生命力が高い」

これは進化心理学的にも筋が通る話し。


☆意味を手放すための“まっつんスタイル流ミニ修行”

①「これ、なんの意味があんの?」と湧いた瞬間に“停止”

まず、「これ、なんの意味があんの?」って思考が心に湧いたこと自体に気づく。

そこでその思考を見つめながら、スッとひと呼吸。

これだけで意味の暴走が弱まり、やがて止まる。


② 五感に戻る

  • 食事を味わう
  • 音を一つ聞く
  • 呼吸を感じる
  • 光の方向を見る
  • 手の温度を感じる

「意味 → 感覚」

この切り替えが最強のスイッチ。


③ 無意味なことを意図的にやる

  • 意味のない散歩
  • 意味のない問い
  • 意味のない妄想
  • 意味のない独り言(笑)
  • 意味のない文章 ← これ、まっつんスタイル的!

白隠流の「書いて書いて書きまくる」もこれ。

『魔女の宅急便』のウルスラの「描いて描いて描きまくる」もこれ(笑)。

“意味からの解放”が創造性を爆発させる。


④ 「快か不快か」だけで判断する

意味ではなく、身体の反応(快/不快) を最優先にする。

これは“自分の中の調律”を取り戻す技法。

「我慢は美徳」「努力は苦しいもの」という思い込みから離れるイメージ。


⑤ 「意味がない=悪」“ではない”と知る

別に意味がなくてもいい。

意味がある必要なんてそもそもない。

意味は“あとから貼るラベル”に過ぎない。

「意味がない = 悪」なんて誰が決めた?

「真実は、もしかしたら逆かもよ?」と考えてみる。


☆意味を捨てた瞬間、人生は始まる

「意味を追う生き方」は、常に“重さ”がつきまとう。

「意味を手放す生き方」は、軽やかで、静かで、柔らかく、五感と世界が調和していく。

意味がつく → 手放す → 五感に帰る → 無我 → 調 → 自分の道」

すべては一本の川の流れ。

意味が消えた瞬間が、“純度100%”の人生時間。

その一瞬一瞬を味わうのがまっつんスタイルの生き方☆


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