「年齢不詳」の意味が、ちょっと変わってきた 〜半世紀近く生きて見つけた、新しい“年齢不詳観”〜


こないだ、吉川晃司の近影を目にする機会があってね。

そん時、ふと思ったのよ。

「年齢不詳って、二種類ない?」

って(笑)。

☆

まっつんスタイルは、なんか昔から「年齢不詳」って言葉が好き(笑)。

そう感じさせてくれる人に魅力を感じる。

自身も、実年齢を言った時に、

「へぇ〜、若いね?」

「そんな歳に見えん!」

とか言われたい(笑)。

だって嬉しい。

人間(生物)にとって「若さ」って、どう屁理屈をこねても、どう足掻いても価値があるもんやから。

だから、

筋トレしたり、

食事に気をつけたり、

肌を整えたり、

髪型を気にしたり、

服装を考えたり。

アンチエイジング的なことも、それなりに意識してきた(してる)のはそのため。

「目標は、実年齢より一回り若く見えること!」

なんて真面目に考えてた時期もあった(笑)。

でもここ最近、それってなんかちょっと違う気がしてきたんよね。

「まっつんスタイルが目指してる年齢不詳って、ホンマに“そこ”なんかな?」

って。

☆

年齢不詳って聞いて、まず思い浮かぶのは、

“見た目年齢が、完全にバグってる人”(笑)。

例えば、シンガポールの写真家、チュアンド・タン。

実年齢を知って、

「いやいやいや」

「バケモンやん!」

ってなる(笑)。

50代?60代?なのに、どう見てもそれよりはるかに若い。

肌。

髪

体格。

表情。

姿勢。

もうどう見ても、実年齢と見た目の釣り合ってない(笑)。

こういう人は分かりやすい。

仮に、

「見た目年齢バグ型」

と呼ぼう(笑)。

まっつんスタイルがこれまでイメージしてきた「年齢不詳」も、基本的にはこっち。

でも最近は、

「もう一種類おるよな?」

って思うようになった。

吉川晃司の近影との邂逅は、そのきっかけの一つ。

☆

その「もう一種類」。

吉川晃司の他にも、例えば、

B’zの稲葉浩志。

福山雅治。

イエモンの吉井。

ミスチルの桜井。

さらには、長渕剛、矢沢永吉。

このあたりの人たちかな。

全員ミュージシャン(笑)。

他にもいっぱいおるやろけど。

で、この人たちを見た時に、

「30代にしか見えん!」

とは・・・、別に思わんよね?(笑)

ちゃんと歳を重ねてる。

若い頃とは、明らかに違う。

シワも、たるみも、白髪もある。

声質や、ステージのパフォーマンスにも年齢が出てくる。

でも、なんか年齢が・・・、ない(笑)。

☆

例えば、永ちゃんを見て、

「もうおじいちゃんやん」

って言われても、

「いや、まぁそうなんやけど・・・?(笑)」

ってなる。

稲葉さんだって、年齢だけで分類すれば60代男性。

間違ってない。

でも、

「60代の男性」

ってだけでは、あの人を説明できん(笑)。

こういう印象って、おもろいよね。

なかなか言葉にするの、難しい。

年齢は分かる。

年齢相応の部分もある。

でも、“年齢で説明できない”。

これも一種の年齢不詳なんちゃうかな?

☆

第一の年齢不詳は、

「何歳に見えるのか分からない人」

で、第二の年齢不詳は、

「何歳として扱えばいいのか分からない人」

言うなれば、

「年齢カテゴリー不詳型」(笑)。

そして最近、まっつんスタイルが目指すべきは、もしかすると“こっち”なんちゃうかと思うようになった。

☆

というのも、これまでは結構、

「若く見られたい」

が強かったのよね。

なんか恥ずかしいけど(笑)。

「モテたい」文脈でいくと、やっぱ若さって最強の武器やから。

実年齢より5歳若い。

10歳若い。

そうあれたら気持ちいい。

ただこの“ゲーム”に、最近ちょっと違和感が出てきた。

例えば47歳で、

「40歳くらいに見えます!」

って言われる。

「よっしゃ!(笑)」

・・・で、じゃあ次は?

50歳になったら、40歳?

60歳になったら、45歳?

70歳になったら?・・・

いつまでも実年齢からの距離にこだわって生きる?(笑)

☆

そもそも、加齢にはどうしたって抗えない部分があるからね。

もちろん、努力で変えられるものがいっぱいあるのも事実。

筋肉。

体脂肪。

姿勢。

生活習慣。

服装。

清潔感。

肌や髪の手入れ。

ここらへんは、これからもちゃんとやろう。

でも一方で、

白髪。

肌質。

たるみ。

毛量。

骨格の変化。

身体能力。

どうしたって年齢の影響を受ける。

しかも、こういうところって、生まれ持ったものもかなりデカい。

同じように生活してても、老け方は人それぞれ。

それを全部、

「老いや!」

「衰えや!」

「若返れ!」

ってやり始めるって、なんか違う。

老化を防ぐために、毎日老化のことばっかり考える?・・・

なんかそれ、アンチエイジングによって、エイジングが加速しそう(笑)。

☆

しかも、「若く見える」って、扱いを間違えるとなかなか際どい。

若々しいのは格好いい。

でも、

“若者っぽくいよう”

ってし始めると、ちょっと危ない(笑)。

肌だけ妙に若い?

髪だけ大学生?

服は20代?

言葉遣いまで今どき?

・・・あ、うん(笑)。

若さを保つことと、若者を演じることは違う。

それが自然ならまだいい。

でも“意図して”年齢を消そうとしすぎると、場合によったら、

「若い」

を通り越して、

「なんか不気味」

になる。

下手したら、

「キモい」

に振れる。

「若々しくいたい」じゃなくて、「若々しく痛い」(笑)。

☆

そこで最近、まっつんスタイルの中に出てきた言葉が、

「古くない」

これ。

まっつんスタイルは、若く見られたいというより、

「古くなりたくない」

んちゃうかなって。

この表現はいい!(笑)

☆

「若く見える」

と、

「古くない」

は、似てるようで全然違う。

「若く見える」は、過去の自分に近づこうとすること。

20代。

30代。

昔の肌。

昔の髪。

昔のスタイル。

そこからどれだけ離れずにいられるか。

でも、

「古くない」

は違う。

ちゃんと“今を生きてる”。

白髪があってもいい。

シワがあってもいい。

47歳なら47歳でいい。

でも、

身体を動かす。

流行りを楽しむ。

知らない街へ行く。

やっぱ恋をする(笑)。

何かを作り、残す。

そして、新しいチャレンジを躊躇わない。

要するに、年齢に関係なく、

“生命活動が現役”

これが、「古くない」ってことなんちゃうかな。

☆

そう考えると、さっき挙げた人たちにミュージシャンが多いのも、なんとなく分かる気がする。

新しい曲を作る。

ライブをする。

身体を使う。

人前に出る。

新しい文化にも触れる。

若い世代とも仕事をする。

何かを表現し続ける。

もちろん昔の名曲も歌う。

でも本人自身、

“昔の人”

になってない。

ずっと現在進行形。

だから、歳を取っても、古くならない。

いつまでも年齢不詳(笑)。

☆

もしかすると俺らは、人を見る時、顔のシワや肌だけじゃなくて、

「この人に、まだ未来があるんか?」

みたいなものも感じ取ってるんちゃうかな。

30歳でも、

「俺なんてこんなもん・・・」

「最近のものはよう分からん・・・」

「新しいこととか面倒くさい・・・」

「昔は良かった・・・」

こんなセリフばっかり言ってたら、妙に老けて見える。

逆に70歳でも、

「次はあれをやろう」

「これ、おもろいやん」

「今度あそこに行ってみたい」

って人は、なんか若い。

だから若さって、肌の水分量だけじゃなくて、

“未来の可能性の残量”

みたいなものでもあるんかなと。

「この人、まだなんかやりそう」

そう思わせる人は、年齢に関係なく、若い。

☆

あともう一つ、大事なポイント。

第二型の年齢不詳の人たちって、年齢を消してないんよね。

むしろ、年齢を“使ってる”。

白髪が格好いい。

シワが表情になる。

声に深みが出る。

若い頃には似合わなかった服が似合う。

若い頃とは、また違う色気が出る。

これ、めっちゃいい。

加齢を、

「若さが減っていく現象」

としてだけ見るんじゃなくて、

“新しい素材が増えていくこと”

として見る。

若さ

↓

劣化

↓

老い

じゃない。

若さ

↓

成熟

↓

渋さ

↓

また別の格好良さ

そんなふうに考えると、歳を取ることが、そこまで怖いものでもなくなる。

むしろワクワク?(笑)

☆

とはいえ、や。

まっつんスタイルはこれからも若々しくありたい(笑)。

体も引き続き鍛える。

ちゃんとしたもんを厳選して食う。

お肌も髪も整える。

ファッションも楽しむ。

いつまでも健康でいたい。

モテたい(笑)。

「どないやねん!?」って思われるかもしれんけど、そこはなんも変わらん。

でも、その目的は少し変わってきたって感じ。

“老化に抗う”ために筋トレするんじゃない。

今の身体を格好よく使うために筋トレする。

若く見せるために服を選ぶんじゃない。

今の自分が格好よく見える服を着る。

シワやシミを憎んで肌を手入れするんじゃない。

今ある肌を、気持ちよく整える。

なんか、こっちの方が楽しい。

そう、「老化に抗う」って言い方が、なんかもう肌に合わなくなった感じ。

☆

モテだってそう。

「47歳なのに30代に見える!」

もちろん言われたら嬉しい(笑)。

でも言うまでもなく、それだけが人の魅力じゃないからね。

むしろ、

「40代後半くらいですか?」

「そう、47」

「へぇ・・・。なんか普通の47歳と違いますね」

って、こっち。

こっちの感じの方が、めっちゃいい(笑)。

年齢を当てられても悔しくない。

いちいち、

「幾つに見えます?」

とか、もう自分の中で寒い(笑)。

47歳なら47歳でいい。

でも、“47歳”っていう数字だけでは説明できない“何か”を感じさせる男?

50歳になったら、

「なんか普通の50歳と違う」

60歳になったら、

「なんか普通の60歳と違う」

70歳になったら、

「この爺さん、何者?」

こんなんが最高(笑)。

☆

で、やっぱここでもZEN。

抗えるものには抗う。

でも、

抗えないものまで敵にしない。

老いを歓迎する必要はない。

できるうるかぎり、元気でいたい。

若々しくいたい。

格好よくいたい。

そのための努力は惜しまない。

でも白髪が出たら、

「あ〜あ(笑)」

シワが増えたら、

「そりゃ増えるわいな」

身体能力が落ちたら、

「まぉこの身体でできることを考えたらええ」

「老い = 悪」もまた執着。

“老いを敵視すること”に、人生のエネルギーを使わない。

加齢による身体的変化は、ある程度スルー。

その代わり、

好奇心は古くしない。

感性を閉じない。

身体を動かす。

人を好きになる。

チャレンジを止めない。

そして、

「まぁ俺の人生、こんなもんやろ・・・」

とかって、悪い意味で捨て鉢にならないこと。

☆

「若くありたい」

これは今でも思う。

でも、歳は取る。

身体は変わっていく。

それはもう、しゃーない(笑)。

ただ、

「古くはなりたくない」

いつまでも、

「この人、なんか他の人と違う」

そういう人ではいたい(笑)。

☆

年齢不詳って、年齢が分からないことだけじゃない。

「年齢だけでは、その人を説明できないこと」

半世紀近く生きてきて、ようやく見つけた、新しい“年齢不詳観”(笑)。

若く見える人より、“古くならない人”。

今、そんなふうに思えてる自分が、すでにして古くない(笑)☆