仏教動物園⑧|虎(トラ) 〜恐怖の正体と、行動の直前〜


☆なぜ虎は、怖いのか?

虎は、強い。

爪と牙はエグいほど鋭い。

で、意外と素早い(笑)。

この恐怖の対象としての虎。


仏教の世界では、

「俺ら人間が本当に恐れてるのは、虎そのものじゃない」

そんなふうに考える。

じゃあどう考えるのか?

俺ら人間が本当に恐れているもの。

それは、

虎が「そこにいるかもしれない」という“想像”


まだ襲われてもない。

というか見てもいない。

それでも心臓が早鐘を打ち、足がすくみ、理由のわからない逃げ口上が頭に浮かぶ。

恐怖は、ほとんどの場合、行動の直前に現れる妄想。


今回は、その象徴としての虎のお話。


☆出典|虎は「想像の恐怖」として語られてきた

仏教の譬え(たとえ)話では、虎はしばしば“恐怖そのもの”の象徴として登場する。

  • まだ襲われていない
  • 実際に見えてもいない
  • でも、心はすでに逃げている

虎は、やって来る前に人の動きを止める

この構造こそが、恐怖の正体。

仏教はそのように説く。


恐怖は、現実じゃなく、想像の中で完成するもの、完成してしまうもの。

なんか心理学の話みたいやけど、その通りよね。


☆仏教的な意味|恐怖は「未来の映像」

仏教は、恐怖を次のように整理する。

  • 過去の出来事じゃない
  • 今、起きている現実でもない
  • まだ起きていない未来

つまり恐怖ってやつは、

想像力による暴走の産物


人は、最悪の未来を先取りして、それを現実だと錯覚する。

「失敗するかも・・・、傷つくかも・・・、無駄になるかも・・・」
「怖い怖い、あ〜怖い!」


でも未来は、どこまでいっても未来。

まだ来てないし、現実に存在してもない。

そんな不確定なものに、今の自分が恐れおののいてる。


虎は、「未来の恐怖映像」。


☆なぜ「虎」なのか?

虎は、

  • 単独で行動し
  • 森の頂点に立ち
  • 出会えばたしかに危険

そんな存在。


でも現実には、森に入っても、虎に遭遇する確率なんて極めて低い。

それでも人は、森に足を踏み入れる前から、身構える。

ビクビクと肩を縮こまらせて、周囲をキョロキョロと伺う・・・。

虎は、いない時間の方が長い

この比喩はおもろいやろ?

恐怖は常に、先回りでやってくる。


☆生き物としての虎にもそっと触れとく

生き物としての虎は、闇雲に凶暴なんてことはなく、しっかりと合理的。

  • 無駄に襲わない
  • 機が熟すまで待つ
  • 失敗すれば深追いしない

行動は、静かで短い

虎は、常に暴れてるわけじゃない。

必要なときだけ、一瞬、動く。


☆まっつんスタイル語訳|虎とは何か?

虎を、まっつんスタイルで翻訳。

  • 行動前に現れる妄想
  • 失敗した未来の先取り
  • 自尊心を守るためのブレーキ

つまり虎とは、

やる前に、行動を止めようとする装置

だから、必ずしも敵じゃない。

劣位の表れ、なんて落ち込む必要もない。

むしろ、慎重さの名を借りた防衛反応。

もっと言うと、あり得ない妄想を生み出す“脳のバグ”。


☆エロモテZEN的・現代解釈

恋愛や人間関係の場で、虎はどんな姿を現す?

  • 断られたらイヤやなぁ
  • 沈黙とか怖いなぁ
  • 誤解されたくないなぁ
  • 引かれるの怖いなぁ
  • 傷つきたくないなぁ・・・

心当たりがありすぎて、書いてて嫌になる(笑)。

この虎たちは、行動する前に吠える。

牙を抜き出して威嚇してくる。


でも大丈夫。

  • 一歩踏み出せば消える
  • 実際には噛まれない
  • 噛まれてもしばらくしたら治る(笑)

ことがほとんど。

虎は、見ている間が一番怖い

この感覚、エロモテの現場では鉄則(笑)。


☆仏教動物園との関係|すべては行動へ

さて、順番に読んでくれたは知らんけど(笑)、これで8種類の動物が揃った。

そして、これまでの動物たちは、実は準備だったのかもしれんってこと。

  • サイ : 距離を取る
  • 象 : 成熟する
  • 猿 : 思考に気づく
  • 蛇 : 欲を観る
  • 亀 : 反応を止める
  • 鹿 : 静寂を選ぶ
  • 鳥 : 手放す

最後に、

  • 虎 : 踏み出す直前の壁

ここで、すべてが“行動”へと向かう。


☆小さな実践|虎を越える方法

これまでの動物同様、虎もまた、仏教的には“煩悩のメタファー”。

だから、心の虎を消そうとしなくていい。

猫科の動物なんで、ほぼゴロゴロしてるだけやし(笑)。

  • 逃げない
  • 戦わない
  • ただ、立ち止まる

そして、想像を一段階だけ下げて、乗り越えてやればいい。

「最悪の事実」という思い込みを、「まだ不確定という事実」に戻すイメージ。

虎は、動くと後ろに消える

虎は、妄想。


☆今日は虎を越えてみよう

最後にもう一度。

恐怖は敵じゃない。

恐怖してる自分を責めるなんて無駄なこと。

恐怖(虎)は、行動の直前に現れる“門番”みたいなもの。

門を越えれば、いつの間にか消える。

消えれば、景色が変わる。


今日は、思い切って虎を越えてみよう。

それで世界は、少しだけ、動きだす☆


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